見出し画像

【壱岐新報2022.8.29】新型コロナ感染者、情報不足を問題視、公表を提言

 今年で131回目の開催となる「県市長会議」が19日、壱岐の島ホールで開かれた。県内13市のうち12市長(雲仙市は欠席)が共通する課題を話し合い、提言案をまとめた。提言は「財政の補充強化」「国民健康保険制度、高齢者医療制度」「地域経済の活性化」など14の課題をまとめ、国や県に要望する。提言のうち「新型コロナウイルス感染症対策」に関して、感染者発生状況公表の詳細が不足しているとして、県に対して「性別」「検査経緯」「年代」などの公表を求める案を全会一致で承認した。


県内13市長が集う「県市長会議」を本市で開催。

国や県への提言を承認

 県内保健所管内の新型コロナウイルス感染症感染者の発生状況は、県が公表を行い、本県では各市町の感染者数のみが公表されている。しかし、県内各市では市民から「もっと詳細な情報はないのか」などの問い合わせが寄せられ、「市として情報収集が足りないのではないか」と指摘を受けているという。

 本市も新規感染者状況を夕方放送の防災無線と市ホームページで公表しているが、感染者数のみの情報に対して不満の声が上がっている。ある市民は「人数だけの公表は、逆に不安をあおるだけ」と指摘する。

 この状況に関して大村市の園田裕史市長は、感染者発生状況公表の見直し案を提言した。同案には、島原市や諫早市、南島原市の各市長も賛同している。

ここから先は

11,874字 / 12画像

¥ 275

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?