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【壱岐新報2021.7.9】8月1日投開票の市議選を前にして

 次期市議選の投開票まで1か月を切った。これまでに市民からは、議員に対して要望や不満、期待の声があがっている。昨今、島内を騒がせている市の財政の状況や要因が明確ではないことが一つの理由にある。この4年間の市議会を見続けて記者が市議選前のこの時期だからこそ、新たな4年間を迎える前に意見を言わせてもらった。

市民の「あきらめ感」を払拭せよ

次期市議選、市の将来を見極める目で一票を選ぶことが必要
 25日告示、8月1日投開票を迎える市議会議員選挙に向け、各候補予定者らの動きが活発になってきた。一部の予定者は自身の政治活動を理解してもらうために新聞折り込みなどによるチラシの配布を始め、その他の予定者も自身が考える政策をしたためたチラシを片手に、全島をくまなく回っているとの話も聞く。昨年4月の市長選では、現職に対して新人候補者がわずか329票差まで迫るせめぎ合いを繰り広げた。4月末には、住民側が市長に対して現市政のあり方を問うリコール署名活動が巻き起こり、6603人の署名が集まった。そして来月には今後の4年間を託す市議会選挙が行われる。今、この島では何かが動こうとし、何かが変わろうとしている。

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