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【SV環境/大型自主大会使用】白馬パルキアの叩き台
新弾「スカーレットex」「バイオレットex」発売の2日後、1/22(日)に大阪で行われた超スパイクカップ(221人参加)で使用した白馬パルキアの紹介記事になります。
大会成績は予選21位(5-2)、トナメ1没のBest32でした。
以前から白馬やパルキアを使い続けていたこともあり、新環境でどれ程の強さがあるのかを確かめたくて今回使用しました。
最初に述べておくと、現状このデッキには環境トップになれるほどのパワーはないと考えており、今後もTier3前後くらいの立ち位置だと思います。
ですが全国の根強い白馬ファン、パルキアファンの皆様がこのリストを叩き台にしてより洗練されたデッキを作る手助けになればと思い、記事を書くこととしました。
…と思っていましたが同日東京で行われていたカードラッシュ杯(90人規模)で白馬パルキアが予選全勝(6-0)していたようです(シャロンch様より)。最後に記事のチェックをしていた時に気づいてびっくりしました。もしかしてやれるのか…?
そのため今回の記事では、
1. 白馬パルキアの強み
2. 白馬パルキアのシステムポケモンについての個人的な意見
3. リストの解説
4. 実際に使用して感じた採用候補カードの解説
といった流れで進めたいと思います。
1. 白馬パルキアの強み
現環境でのビーダル型白馬パルキアの強みは以下の通りです。
・はくばVmaxがVstarをワンパンでき、かつワンパンされない
相手のVを先2で倒すことが容易であり、Vstarもベルト込みで一撃で倒すことが出来ます。なおかつ返しで倒されにくいため、先に攻撃することが出来ればサイド4-3交換が可能です。
・環境のメタカードであるジャッジマンに強い
どのデッキからも飛んでくる手札干渉に対する耐性があり、むしろ積極的に使用することが出来ます。
・カイ多投により、進化ラインが3つもありながらデッキの強度が高い
しんかのおこうのレギュ落ちによって進化ポケモンを持ってくるのが難しくなり、多くのデッキの安定性が落ちました。そんな中でもカイの存在により安定して動くことが出来ます。
・弱点を付かれることが少ない
環境で意識される超、悪、闘タイプに弱点を突かれません。また現状ロストバレットはリザードン型が主流であり、ザマゼンタの採用率が下がっています。パルキアはミライドンに弱点を突かれますが、2-2交換なので特に影響ありません。
・げっこうしゅりけんによるイージーウィンが狙える
先2げっこうしゅりけんが可能であり、相手の初動にマナフィを強要できます。出されなければそのまま押し切ることも可能です。
2. 白馬パルキアのシステムポケモンについて
デッキを回すシステムポケモンとして、キルリア(アルカナシャインサーナイト)、ブロロローム、ビーダルが選択候補になると思います。
ですが個人的にはビーダル一択だと考えています。キルリアとブロロロームの弱点は以下の通りです。
◯キルリア
・複数体並べたいため初手の要求が高い
・マナフィの採用が必須
・デッキスペースを圧迫し、デッキの安定感を下げる
・ハイボとの相性が悪く、逆にレベボは他のポケモンとの相性が悪い
◯ブロロローム
・エネルギーを手札に持っている必要がある(特に手札干渉後)
・手札が多い時動けない
共通の強みとしてエネルギーをトラッシュに落とすことが可能ですが、その役割はかがやくゲッコウガで十分だと考え、進化元のビッパも優秀なビーダルを採用しました。
しかしビーダルもブロロロームと同様手札のリフレッシュが出来ません。
この問題を解決してくれるポケモンが…
![](https://assets.st-note.com/img/1674549712995-yCjfcbwCZ4.png?width=800)
いました。
特性「すあなにかくす」とビーダルの相性の良さから採用することとしました。
3. リスト解説
新弾発売後すぐの大型大会ということで、環境の確認及び環境デッキとどの程度やりあえるかということを確かめることも目的でした。
そのためテックカードを入れるのではなく、カードの種類を減らしてデッキの強度・安定度を上げる方向性で構築しています。
以下、デッキリストと構築時の考えです。
![](https://assets.st-note.com/img/1674550217356-AuHMYSt8Gn.png?width=800)
ポケモン
・はくばバドレックスVmax-V:2-2
メインアタッカー。当初3-3で組んでいたが1回しか使わないことが多いと考え2-2に。
・パルキアVstar-V:2-3
サブアタッカー兼サポート要員。こちらも2-2にすることも考えたが、たねポケモンを絞りすぎてマリガンを与えたくなかったためVのみ3枚に。
・ビーダル-ビッパ:2-2
システムポケモン。ビッパは特性が優秀かつ逃げ1であるこの子一択。
・ホシガリス:1
お試し枠。必ずしも毎回出す必要はなく、サイドを取って手札が増えそうなタイミングでベンチにおくといいかも。
・かがやくゲッコウガ:1
エネルギーを落とせてドロー出来てサブアタッカーにもなれる最強ポケモン。エネルギーを多く採用しているため、積極的にげっこうしゅりけんを狙うことが出来ます。
・ドラピオンV:1
ミュウ対策。今まで使ったことがなかったのでお試しで入れてみましたが、当日は不要な対面でスタートした以外使わなかったです。
グッズ、ポケモンのどうぐ
・ネストボール:4
・ハイパーボール:4
・ヒスイのヘビーボール:1
言うこと無し。
・バトルVIPパス:1
後攻時にカイから持って来ることができるため1枚採用。
・ポケモンいれかえ:1
逃げエネ2のポケモンが多いため採用。あなぬけのヒモでもいいと思います。ふうせん返して…
・エネルギー転送:3
カイから持ってくることが出来る水エネルギー。空撃ちしてビーダルのドロー枚数を増やすことも出来ます。たっぷりバケツ返して…
・トレッキングシューズ:3
今回はデッキの強度を高める方向性で構築したため採用。この枠に他のカードを採用することも考えられます。
・ロストスイーパー:2
今回はスタジアムを採用していないため雪道を割るための採用。カイ、ビーダルとも相性がいいです。
・クロススイッチャー:2
呼び出し兼いれかえ枠。ボスと合わせて呼び出し3枠は水タイプのお約束。
カイを多投している都合上あったほうがいいと思います。
・こだわりベルト:2
ダイランス280点はこのデッキの強み。カイで持ってこれなくなったのが痛い…
サポート
・カイ:4
水タイプを使う理由。4確です。
・メロン:3
エネ加速兼このデッキ唯一の手札補充サポート。4枚入れていましたが過剰だと思い3枚に。
・ボスの司令:2
クロススイッチャーと合わせて呼び出し3枠。
・ジャッジマン:2
手札干渉枠。積極的に撃つことが出来るのはビーダルの強みです。
スタジアム
・採用無し
採用候補などについては後述します。
エネルギー
・基本水エネルギー:10
エネルギー転送と合わせて13枚。初手に手張りする価値が高いと考えて多く採用しました。
4. 実際に使用して感じた採用候補カード
採用候補カード
・はくばVmax-Vの3枚目
入れてもよかったかも枠。キュレムパルキアもキュレム3-3、パルキア2-2が多かったですもんね。
・パルキアVstarの3枚目
上記との選択。はくばとパルキアのどちらをメインにするかによります。
・エンペルトV
ロスト対策。ただロストにはあなぬけのヒモが多投されているため、1枚でどれ程の効果があるかは微妙。2枚入れるのはデッキパワー下げすぎ。
・サポート各種
キバナ、ツツジ、セイボリー、モミなどは採用候補だと思います。特にモミはロストに対して強くなりそうです。
・スタジアム各種
雑に強い雪道、アルセウス系統に多少刺さるシンオウ神殿などが候補ですが、モミの役割も担える崩れたスタジアムもいいかもしれません。
入れ替える候補はパルキアV3枚目、ドラピオンV、ホシガリス、トレッキングシューズ、エネルギー転送3枚目、ロストスイーパー2枚目、メロン3枚目などでしょうか。ホシガリスはとても便利ですが必須とは感じませんでした。
当日の環境
1/22超スパイクカップ_26.0
— スパイクカップ運営本部 (@spikecup_poke) January 23, 2023
予選221名+決勝トーナメント32名デッキ分布 pic.twitter.com/8Kd3yixXjM
予選ではロスト系統が30%以上、次いでサーナイト、ミュウが多かったようですが、決勝トーナメントの分布を見るとアルセウスの勝率が高かったようです。パルキアは221人中3人。サーナイトとミライドンはまだまだこれからでしょうか。
ちなみに当日のマッチングは
・予選
ミュウVmax+ジュペッタex 先◯
モココミライドン 後◯
アルセ悪連ウー 先◯
ロストバレット 先◯
アルセビーダル 後◯
アルセ単 後×
ロストザマゼンタ 後×
・本戦
アルセキュレム 後×
でした。
スパイクカップは大阪で定期的に開催されている大会ですが、256人規模にも関わらず進行が信じられないほどスムーズでした。運営の皆様本当にお疲れ様でした。
大阪の自主大会にはちょくちょく出ているのですが、毎回一人なのでそろそろ寂しくなってきました。
最後に
ここまで読んでくださってありがとうございました。
私自身が一昨年は白馬、昨年はパルキアを使い続けてきたので、今回も水タイプのデッキで予選を抜けることが出来てとても嬉しかったです。
ある意味叩き台にしやすいリストだと思いますので、この記事を参考にしていただき、より良いデッキを作っていただければ幸いです。
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