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特定第二種国内希少野生動植物種の頒布について

結論から言うと

サンショウウオなど、特定第二種国内希少野生動植物種が繁殖し増えた場合など、飼いきれないため手放す際、Twitter・イベント・LINEグループなどで、不特定な顔が知らない人が含まれている環境で引き取り手を募集すると、頒布扱いになるため法律違反になるとのこと。
また、複数人とのやり取りでも、それぞれがリアルでの知り合いであるなら譲渡するのは問題ないとのこと。
ただ、細かくは決まっていないため、上記の際は念の為、環境省に問い合わせて欲しいとのこと。

経緯

しばらく前にサンショウウオを全て手放していたのですが、この前のジャパンレプタイルズショー2022 冬レプで、セトウチサンショウウオ和歌山産CBを見かけ、ラスト1Prだったのと、10年以上サンショウウオを飼育していた事がある経験が勿体ないなというのと、特定第二種国内希少野生動植物種規制前日だったのも後押しし、ペアを購入して来ました。持ち腹らしいです。

持ち腹だとして、卵塊を産んで幼生が発生した場合、全て育てるのは気力や時間的にも困難なため、Twitterでフォロー&RTで幼生プレゼント企画でもやろうかと思ったのですが、環境省のサイトを見ると販売だけでなく頒布もダメと書かれています。気になったので環境省に問い合わせ。https://www.env.go.jp/nature/kisho/pamphlet/pdf/seidogaiyo.pdf

連絡

2022年1月25日(火)、環境省自然環境局野生生物課 電話:03ー5521ー8283に連絡した所、
・TwitterやLINEグループ等、インターネットを介して不特定な人が含まれている環境で、引き取り先を探すような行為は頒布になるためダメ。
・イベントなどで無料で持ってって下さいというのも、不特定な相手が含まれているのでダメ。
・渡す相手がリアルの知り合いで、個人間で譲渡するようなものは問題ない。
・お互いリアルでの知り合いである、内輪の愛好家の集まりみたいなところでも問題ないという認識だが、念の為そういう時は環境省に問い合わせて欲しい。
という回答を頂きました。

雑文

保護のために規制入れるのは良いんですけど、特定第二種国内希少野生動植物種は繁殖させるとめんどくさそうですね。サンショウウオ等は卵塊単位で孵化するため数が多く、全体的に育てるのは困難なため、自分が育てる分だけ生かすようにし、残りは放棄するか両生類食いの蛇の餌にでもするしかなさそうです…。自然環境を考えると、その辺りに逃がすわけにも行きませんし…。可哀想ですが法律ですし仕方ないんですかね…。

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