爬虫類の有精卵の通販について調べてみました
セマルハコガメとミツユビハコガメの卵をXで売っている人を見かけたため、法律上問題がないのか、また何が問題なのかを調査しました。
問い合わせ結果
問い合わせ内容
2024年8月13日(火)
神奈川県動物愛護センターに問い合わせたところ、動物の愛護及び管理に関する法律上、
有精卵の販売について対面で行わなければならないという規定はないため、禁止されていないとの回答を受けました。
また、発生が進み、卵の中に亀の形ができているような状況でも、その有精卵は卵として扱われるとのことです。
また、取り扱い数が50匹を超える場合でも、卵は取り扱い数にカウントされないため、仮に有精卵を無償で配る場合でも、
第二種動物取扱業に該当することもありません。
ただし、郵送中に孵化した場合について問い合わせたところ、
購入者が受け取った時点で孵化している場合は、対面販売が必須となるため、第二十一条の四に違反し、勧告の対象になるとのことです。
問い合わせ結果
有精卵の非対面発送による販売は、到着時に孵化している場合を除き、現在の法律上問題はありません。
有精卵の通販について
購入するような人
例えば、近くに爬虫類ショップがなく、生体を入手できない場合には、有精卵の通販が良い選択肢になるかもしれません。
対面販売が必須となり、通販ができなくなったことの弊害とも言えます。
また、子供に卵の孵化から育てさせたいという理由で購入を検討しているという相談を受けたことがあり、そのようなニーズも存在するのだと思います。
さらに、上記のヤフオクで有精卵を購入された方は、無事にセマルハコガメを孵化させていました。
販売するような人
第一種動物取扱業の資格を持っていないか、持っていても対面販売が難しい場合に、有精卵の販売を行っている可能性が高いです。
また、通販ではありませんが、爬虫類のイベントでカメの有精卵が販売されているのを見かけたこともあります。
問題点
孵化しない可能性がある。
郵送で有精卵がダメになる可能性がある。
郵送先で無事に孵化させる環境を構築できるか疑問が残る。
孵化後のサポートができないため、購入者が初心者の場合、生体を死なせる可能性がある。
対面販売でなく簡単な受け渡しであり、また卵であるため生体よりも価格が安く、購入者に雑に扱われる可能性があります。
どうしても販売を実施する場合
問題点を考えるとオススメはしませんが、せめて以下の注意点を守るべきだと思います。
注意点
孵化直前の有精卵を送ると途中で孵化する可能性があるため、これを避けること。
郵送時に向きが変わると、卵が死ぬ可能性が高まるので、天地無用の表示を必須にすること。
購入者に孵化しない可能性が高いことを十分に説明すること。
孵化できる環境の説明を簡潔に行うこと。
必要に応じて、孵化後のサポートも実施すること。
有精卵と偽って無精卵を販売しないこと。
有精卵の中身の種類を偽らないこと。
ヤフオクでは有精卵の出品が禁止されているため、出品しないこと。
ヤフオクの禁止事項
まとめ
有精卵の非対面発送による販売(通販)は現在の法律上問題ありませんが、
Yahoo!オークションでは禁止されているため、ヤフオクでの出品は規約違反となります。
ただ、郵送中に有精卵がダメになった場合、種親に申し訳ないですし、孵化しなかった場合には購入者を悲しませることになるため、僕はやりたくありません。
しかし、動物取扱業を持つ者にしか通販ができない現行の法律の穴を突いた一つの手法としては、大変興味深いと感じました。
いろんな意見
白輪さんも言及されてますね。
孵化してるって話も聞きますが、リスクは高いですよねー。
規制が変に強化されると大変なことになりそうですよねー。
少し前にヤフオクで規制入る前は、食用で有精卵出てましたよねー。
結局はモラルの問題ですよね汗
アフェリエイト
どうせ有精卵を買うなら、烏骨鶏の卵の方が健康に良いぞ。
有精卵か確認するキャンドリングに!探索にも使える便利なライトです。
ほしいものリスト
この記事が役に立ったら、ぜひ何か恵んでください🤤