#1 資格を取っただけでは、講師にはなれない。
はじめに。
生き方美人プログラムとは関係ない話かもしれないのだけれど。
私はもともと、というか、今も本業は講師業です。
NPO法人日本メディカルアロマテラピー協会で、メディカルアロマのスペシャリストとして、多くの受講者さんを育成しています。
メディカルアロマのプロを育成しています。
なんなら、協会の会員数が22,000人を超える、国内外最高規模のメディカルアロマアロマテラピー協会の理事でもあります。
望んだわけではないけれど、気付けば理事というポジションにまで来ちゃったな~という感じです。
昨年度は、講師としての活動が目覚ましかった(!?)ということなのでしょうか、自覚はなかったけれど、メディカルアロマの啓蒙普及に貢献したということで、ゴールド賞なる賞をいただきました。
そんなこんなで、気付けば、講師としての経験だけは、積んでいました。
私の財産って何だろう?
人に語れるような、そして誰かの役に立つような情報って、何があるだろう?
投資や財テクの知識があるわけでもない、YouTubeや動画編集、デジタル化の最新技術を知っているわけでもない、稼げる系の副業ビジネスのスキルがあるわけでもない。
そんな私が、こうして書くことで、誰かの役に立つことってなんだろう?
そう思って棚卸しした時に、気が付いたのです。
私の財産は、脱サラして、資格を取って、紆余曲折しながらここまできた経験そのものだと。
どうやってここまで来たのか?
多くの有資格者が、資格を持っていたって仕事にならず脱落していく中で、どうやって講師業を続けてきたのか。
これからの時代に生き残れる講師像とはどんなものか。
ここには、私の数々の失敗と、積み上げてきたものを全部書いてしまおうと思っています。
決して人気のある分野とは言い難い、メディカルアロマというマニアックな分野において講師業を続けてきた経験は、紐解いてみれば、あらゆる業種の講師にも当てはまること。
もう会社に守ってもらう時代ではなくなりました。
この先、副業などで、自分の能力や資格を活かすビジネスをしていきたいという人がどんどん増えていくであろう時代です。
ビジネススキル、講師としての小手先の技術を書くつもりはありません。
生徒さんの方が「この先生は本物か?」と見抜く目を持っていて、そんな小手先の技術など通用しないからです。
講師として、生まれたての小鹿のような足で立ち上がった方々に、この記事が役立つように、心を込めて、飴と鞭を織り交ぜて(笑)お伝えしていこう思います。
この記事はこんな方におすすめ。
〇これから資格を取って、ビジネスに活かそうと思っている人。
〇講師業を始めようと思っている人。
〇講師業をしているけれど、上手くいかない人。
〇講師業をしていく上で、心が折れそうになっている人。
〇どんな講師が求められている時代なのか知りたい人。
巷に溢れる「先生」と呼ばれる人々。
その昔は、先生と何の付くものと言えば、医者、弁護士、学校の先生、あとは身近なところだと学習塾やそろばん教室、習字教室、ピアノ、水泳なんかの先生。
誰もが一目を置く存在でしたね。
そのうち、ちょっとハイソな趣味を持っていた先進的な方々が、フラワーアレンジメントとかパッチワーク、アロマテラピーとかを教え始めるようになり、これまでの習い事とは一線を画するようなオシャレ系先生(サロネーゼとかいうの?)が、圧倒的なポジションにいた時代もありますね。
一般人では真似できない、憧れの方々という感じでしょうか。
が、今は・・・人混みの中で「先生!」と呼ぶと振り返る人、たくさんいるんじゃないかしらね、そこかしこに。
誰もが何かしらの講師資格なんかを持っていて、何かしらの先生をしていて、趣味に毛の生えたレベルぐらいのことを教えられる能力がある!
巷に「先生」と呼ばれる方が溢れている!
先生だらけの世の中で、「自分色」を出していくには、やはりそれなりの工夫が必要です。(努力が必要、とは敢えて書きません。努力とは、苦痛を伴うものなので、それも失敗の要因であることを、後日改めて書きますね。)
とにかく、こんなにも、右を見ても左を見ても先生だらけなので、例えば、昔はアロマ検定を持っているということだけでも羨望の眼差しで見られたものだけれど、今となっては「私、英検3級持ってます」くらい、自慢にもなりません。
なんなら履歴書に書くのも恥ずかしいくらいの資格。
もしアロマ検定を取得されている方が、この記事を読んでいたら、ごめんなさいね。
ここには嘘やお世辞を書かないと決めたので。
資格を取得してさえくれば「え~、すごいね!〇〇の資格取ったんだ!教えて欲しい!」とチヤホヤされ、周りに人が群がった時代はとうに終わりました。
資格を取ったって、先生ではありません。
有資格者なだけで、誰も先生として押し上げてはくれません。
「本物の先生」になるには、自分で更に学び、行動し、道を開拓していくことです。
自らを育て、生徒さんと共に経験を重ねながら、少しずつ先生になっていくのです。
当たり前のことを書いているんだけれど、ここを間違えている人だらけ。
「私、資格を取ったけど活かせません・・・」って、数回チャレンジしただけで辞めていく人が本当に多すぎて驚きます。
そんなの、私から言わせると、
「甘ったれたこと、言ってんなよ!」です。笑
今ではこんなこと言う私でも、駆け出しの頃がありました。
次回は脱サラ~駆け出しの頃のことを回想してみたいと思います。
*** めぐみ@生き方美人クリエイター ***