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# 4 あるべき姿に戻る。


「自分を変える」と言うけれど。

私もよく使っている言葉だけれど。

厳密に言うと、この表現は正しくないんじゃないかな~って思うのね。


みんな、自分を変えるために努力が必要だって思ってる。

でもね、ぶっちゃけ、いらないのですよ、努力なんて。


カウンセラーとして、何年にも渡って、認知行動療法を進めてきた私。

ネガティブ思考をポジティブ思考へ、という、この認知行動療法ってやつが、どうにもこうにも効果が出づらい。

クライアントさんが努力しないといけない。

このやり方だと、ポジティブは〇、ネガティブは×になりがち。(「できなくても○」が、できない人が、ことのほか多いのですよ。)

だから、どうしてもポジティブ変換できなかったとき、「ポジティブになれない私はダメだ」と、無意識に自分を責めています。

このやり方で、自分の存在そのものを心の奥底から受け入れられるようになるには、結構な期間を要するケースもあります。

表面的に、頭でのポジティブ変換はできても、昇華できないネガティブが心のずーっと奥に、少しづつ蓄積していくから、無意識に蓄積したものまで昇華させるのには、それなりの時間がかかって当然かもしれません。

認知行動療法って、今の自分を、ありのまま受け入れていないと、うまくいかないんですよね。

うすうす気付いていたけれど、本格的に『物理』つまり『物の理(ことわり)』を学び、それがハッキリしました。


そもそも、今の自分をありのまま受け入れることができてないからこそ、心に影を落としていたり、心の病気になったりしてるってのに、土台ができていない状態での認知行動療法は逆効果。


そして、自分を変える努力って、必要?

本当にそうしたい?

自分以外の誰か、憧れの人にでもなりたい?

今の自分のまま、自分に生まれたことを感謝して、自分を愛して人生を満喫したいって思わない?


今の自分を否定して、自分以外の何かになろうと努力する、これって、本当に幸せな自己改革って言えるんだろうか?



みんな、変わりたいんじゃない。

あるべき姿に戻りたいだけなんだ。

生まれたばかりの頃、なんの疑問も持たずに、安心してこの世界に心を委ね、身を委ね、善も悪もなくいた赤ちゃんの頃。

愛されることに何の疑問も持たずに、誰かからの目や言葉を一切気にすることもなく、できない自分を恥じたり、誰かと比べたりすることもなく、その日その日を精一杯生きていた時期が、誰にだってあるじゃない?

赤ちゃんは「おっぱい欲しいって泣いたら嫌われるんじゃないか?」とか「もし寝返りできなかったらどうしよう?」とか、思ってない。

「お腹が空いた!」って泣いて、「寝返りできた!」って何度も転がる。

私たち、本来はそういうもの。

自分を変える・・・のではなく、生きてくる過程で身に沁みついたものを少しづつ捨てて、あるべき姿に戻っていく。


それが生き方美人研究所が提案する、生き方美人です。


みんな、個性がある。

その個性は神様がくれたギフト。


魂は生まれ変わるというけれど、今持っている肉体は朽ちていきます。

今、この肉体に、この魂が入って、セットになって生きられるのは今世だけ。

これこそが、今世の自分の個性。

だったらやっぱり、今の自分を大事にしたいし、愛したいよね。

この肉体と、この魂をセットで愛して、活かしたいよね。


あるべき姿に戻ろう。

鎧でガチガチに固めて身を守り、何重にも衣を着て身動きがしづらくなっているのなら、不要なものは一枚一枚脱いでいけばいい。


殻を剥いて、本音で生きればいい。



*** 生き方美人クリエイター MEGUMI ***

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