不得意だから好きになった話

先日まで、電力ビルでシルバー創作展の受賞作やちぎり絵サークルの作品を展示した『シルバー創作展示会』を開催していましたが、「私は描かないけど、見るのは好きなんだよねぇ」というお客様とお話したとき、ふと昔の話を思い出しました。

電力会社の主催で子どもを対象とした絵画(ポスター)コンクールがありました。私のクラスでも授業の一環としてクラスメイト全員で書いた記憶があるのですが、当時の科目名『図画工作』の私の通信簿はいつも「よくできる」「できる」「がんばろう」の3段階のうちの「がんばろう」でした。

そのコンクールは省エネをテーマにしたと思うのですが、何を描いていいか分からず、海の大きなタコの8本の足に線をつなげて『タコ足配線はやめましょう』という絵を描いたところ、形が定まらないタコの怒った顔や、色塗りのバランスが悪い海の色が妙にハマってしまったのか校内の代表のひとつに選ばれてしまいました。(さすがに賞をもらうことはありませんでしたが)

その後何十年も何かの代表に選ばれることなどなく、これが唯一のことでしたが、なんとなく絵画に関心を持ち始めたきっかけになった気がします。

電力ビルでの展示会、コロナ流行の中ですが、担当も頑張って準備しました。素晴らしい作品ばかりですので、もし街なかに御用がありましたら、帰りにでもちょっと電力ビル1階にお立ち寄りいただければ嬉しいです。

そうか、あのコンクールの受賞作も電力ビルに展示されていたのかな。

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