『生かされて生きる』~修了(卒業)文集から~
せんだい豊齢学園修了文集 『於毛登(おもと)』に掲載された文章をご紹介します。豊齢学園生、修了生以外の方にも読んでいただきたい内容です。
生かされて生きる せんだい豊齢学園修了生 K.Aさん
表題との出会いは、故郷南相馬市の寺通いのおり、法話の場です。末子(ばっし)乍ら、喪主を務めた縁で、先祖の墓守、寺の年中行事などに顔を出し仏恩を戴いております。
終戦により満洲から親子五人逃避行、一人も欠けず引き揚げ帰郷。三兄(さんけい)の栄養失調による隻眼失明の災いのみ悔