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秋のナチュラルワイン:ワインテイスティングディナーのご報告

こんにちは♪店長の池上です😊
IKEYAでは春夏秋冬、年に4回
季節ごとにナチュラルワインを
入れ替えてお楽しみいただいております。

このワインをお客様と一緒に選ぶイベントを
開催していて、今回の記事では
9,10,11月に提供する秋のナチュラルワインを
選んだ時の様子を紹介します。

イベントの内容は赤、白それぞれ2種類
60ml×4杯
このワインに合わせたお料理を4品で
お一人様¥6,400
定員 9名様でどちらのワインが美味しかったか挙手して多数決というルール。
普段とは全く異なるスタイルの営業に真剣な打ち合わせを。

ワインのセレクトは京都の城陽市に
ある自然派ワインショップ
「スクナヒコワイン」店主の安田氏による
セレクトで、提供の際にそれぞれのワインの
生産者の事や味わいのポイントを説明して
いただきます。

ワインを説明する安田氏

お料理に関しては安田さんと打ち合わせの
うえ、僕がこの日のために考えたメニューを
お作りし、ワインの味わいのどこに合わせて
どういう調理をしたかを聞いていただいてからテイスティングするスタイルです🍽️✨🍷

「1本目 MROF Breg Cuvee」
マロフ プレグ キュヴェ
産地 スロヴェニア ポドラウィエ
品種 ラスキ リースリング  シャルドネ
         ソーヴィニヨン・ブラン

外観は淡い黄色で白桃や黄桃、ほのかに
パイナップルの香りを追いかけて上品な樽香

酸味は柔らかく、アフターにはミネラル感の広がる複雑味のあるワイン。

果皮と果汁を接触させ4日間醸すので分類としてはオレンジワイン。天然酵母で自然発酵後に2種類のサイズのオーク樽で熟成させてから、瓶詰めの際ブレンドして味わいをコントロールするという、とんでもない手間ひまをかけたワインです😊

「お料理 ・焼きナスのムース コンソメのジュレと雲丹」

ワインのもつ柔らかな酸味とまろやかな味わいに合わせて焼きナスのムース。焼いた茄子の香りは樽香に合わせ鏡ました。スッキリしたミネラル感にコンソメジュレを。ワインの旨味にウニ。複雑味のある味わいにスダチの皮は安田氏のアイデアです🍽️✨

「2本目 Josef Chromy Chardonney 」
ジョセフ クローミー シャルドネ
産地 オーストラリア タスマニア
品種 シャルドネ100%
1本目に比べるとシトラス系の香りが強く、クリーミーな酸味があり樽香とミネラルのバランスも素晴らしいワインでした。

手摘みされたブドウを圧搾後、果汁は清澄されずにそのまま樽へ。樽は全てフレンチオークで、約三分の一は新樽を使用し残りは2、3年目の旧樽を使用。醗酵中はより複雑味を与えるため毎週攪拌作業を行い、終わってからも6週間行う。その後、ワインは12ヶ月間樽で熟成され、更に瓶詰め後12ヶ月の瓶内熟成をさせるという、こちらも大変手間ひまかけたワインです😊🍷✨

「お料理 ・ ひかりレンコンのフリットと秋刀魚の香草焼き 」

歯触り香り共に今が旬のひかりレンコンをフリットにして、レモンを絞ることでこのワインにあるシトラス系の香りと合わせました。

樽熟&瓶内熟成から生まれたクリーミーな酸味に秋刀魚の脂と魚の出汁と白ワインの旨味を凝縮したソースヴァンブランが合うと思いました。

さて、テイスティングの結果は❗️
2  対  7  !
2本目のジョセフ クローミーが選ばれました‼️  以外なほど大差で決定しましたね。秋のナチュラルワイン(白)はジョセフ クローミー に決まりました♪

「3本目 les pierres ecrites 3 coquelicots」
ピエール ゼクリット トロワ コクリコ
産地 フランス ロワール地方
品種 ガメイ60%  カベルネ フラン30% 
コー10%

穏やかな果実味で口の中で次々と味が変化する。優しいい味わいながらじんわりと広がる旨味が素敵な余韻を奏でます♪
人的介入を極力減らすワイン造りをするワイナリーだけあって、ストレートな魅力が感じられました。
安田さん曰く
「優しくも頼もしい中1の時の中3の先輩」
な感じのワイン。

「お料理 鴨のロースト 赤ワインとカシスのソース」

じんわり広がる旨味とクリアでミディアムボディなワインを作るガメイという品種には
鴨ロースが合うと思いました。

前日から下味を付けておき、皮目から香ばしくロースト。じっくり火入れをしてミディアムに焼くことで、じんわり広がる旨味と鴨の肉汁を合わせました。
この組み合わせを活かす様に赤ワインとカシスのソースを添え、季節の野菜の素揚げ、グリエで1皿に色々な食感を載せ、ワインの次々と変化する味わいと楽しんでいただきました🍽️✨

「4本目  Chateau Puygueraud 2012」
シャトー ピュイゲロー 
産地 フランス ボルドー地方
品種 メルロー 80% カベルネフラン15%
          マルベック 5%

熟れた赤い果実香に、芳醇なスパイスと針葉樹のほのかなニュアンス。葉巻やトーストの香ばしいアロマが折り重なって心地よく広がります。

まだまだ力強い果実味に凛とした酸味をシルキーなタンニンが覆い、11年の熟成を経て非常にまろやかな飲み心地。メルロー主体の為、豊潤な味わいが際立ちますが、カベルネ・フラン、マルベックの野性味と深いコクがこのワインに底知れない旨味と複雑味を与えています。

当たり年には軽く100万円を超えてくる名門シャトー「Le Pin」と同じ生産者が造り出すワインと聞いて納得です🍷✨

「お料理・キノコとスペアリブのブレゼ」

スペアリブと香味野菜、たっぷりキノコ(エリンギ、シメジ、マイタケ、マッシュルーム)を
スペアリブの軟骨が柔らかくなるまで6時間煮込み、最後には生クリームを少し加えて仕上げました。
このワインの持つまろやかな旨味にはホロホロにとろけたスペアリブの食感とお肉+キノコの旨味を合わせました。
熟成が進んだメルローに現れる土やキノコの香りにもスペアリブと煮込んでソースにしたキノコが合うと思いました🍽️✨

実はこのお料理が一番最初に決まった料理でした。自分でも大好きな料理なので、

「こんなワインと食べたいなぁ」

と浮かんできたのです。皆さんにもお楽しみいただければと🎵

さあ、皆さんの判定やいかに❗️

4  対  5  

競りました!が、2本目シャトーピュイゲローに決まりました👏👏👏

審査結果発表の瞬間

王道ワインはやはり強いですね~
秋のナチュラルワイン(赤)はシャトーピュイゲローをご用意いたします🙇✨🍷
入念な準備と素敵なお客様に恵まれ、終日和やかな雰囲気でワインとお料理をお楽しみいただけたかなと思います😊

会場はIKEYAの奥のスペースを使って開催しています。ワインが進むにつれてお客様同士でも会話が弾み、良いディナーとなりました。

次回のワインティスティングは11月27日。
早くも予約が入っています♪年に4回ではありますが、ワインの好きな方が1人でも増える事を願って続けていきたいと思います😊
興味のある方はぜひ一度ご参加ください🍷✨

今回選ばれたワインの詳しい記事はコチラ🍷


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