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競技生活への貢献だけでなく、未来を一緒に作っていく。 僕らが“アスリート支援”で目指したい姿

代表の池内です。

以前、『地方のタオル会社が、なぜ“アスリート支援”に本気で取り組むのか?』という記事に詳しく書きましたが、IKEUCHI ORGANICでは日本や世界で活躍するアスリートを応援する「タオルサポートプログラム」を行っています。

当社では数年前からアスリート支援を行っていましたが、今年頭のプログラム発表以降、多くのお問い合わせをいただき、サポートさせていただくアスリートが増えています。当然、パリオリンピック・パリパラリンピック出場を目指している方も多く、皆さんの出場が決まれば、なんとかして僕もパリまで応援に駆けつけたいと目論んでいます。

そんな風にアスリート支援を続けている僕らですが、先日、僕らが目指したいアスリート支援のあり方をひとつ発見しました。

きっかけをくれたのは、アイスホッケー日本代表の簑島圭悟選手です。

アイスホッケーに詳しくない方に向けて簡単に紹介すると、箕島選手は日本アイスホッケーDF界の至宝と呼ばれる存在です。大学入学と同時に日本代表に選ばれ、大学最後の年にはフィンランドのプロチームに単身で飛び込み活躍しました。現在は、プロアイスホッケーチームの横浜GRITSに所属しています。

僕が簑島選手と出会ったのは5年前で、簑島選手が大学生3年生の時でした。アイスホッケーを通じた人材育成を行っている『TK HOKCEY』代表の黒川太郎さんから紹介いただいたことが縁のはじまりです。

試合中でも練習中でもタオルを常に使用するアイスホッケー選手にとって、タオルの心地よさは日々のテンションを左右すると聞き、ささやかながらサポートさせていただくことを決めました。実は、箕島選手は大学在学中にIKEUCHI ORGANICの東京ストアでインターン生として働いていたこともあります。

そして、先月、箕島選手を愛媛に招き、愛媛で唯一のアイスホッケージュニアチーム『松山オレンジホーネッツ』の子どもたちと交流するイベントを開催しました。愛媛CATVさんが取材してくれたので、その動画を紹介します。

アイスホッケーをやっている子どもたちが愛媛にこんなにいるなんて僕は全く知らなかったのですが、僕が診てもらっている病院の先生がアイスホッケーの大ファンで、先生を通じて『松山オレンジホーネッツ』を知りました。そして、そのことを箕島選手に伝えたところ、「子供たちに会ってみたいです」と返事をもらい、先生たちと一緒に企画をしたのです。

開催して驚いたのは、子どもたちのほとんどが箕島選手を知っていたことです。小学生の子どもたちすらも、箕島選手がYoutubeに投稿した動画をよく見ていて、「いつも動画で見ている人だ」と言っていました。これには箕島選手本人もビックリしていました。

僕も会場にいましたが、会場は熱気に溢れていて、子どもたちは目をキラキラさせながら、箕島選手の話を熱心に聞いていました。その光景を見ながら、僕らがアスリート支援で目指していきたい姿は、こういうことではないかと思いました。

アスリートの方々と話をしていると、選手としての結果だけでなく、競技の未来についても真剣に考えていることがよく伝わってきます。特に「マイナー競技」と言われる競技に取り組んでいるアスリートの方ほど、その想いは強いように感じます。箕島選手も「アイスホッケーの楽しさを子どもたちに伝えたい」と常に言っています。

僕らがアスリートと子どもたちの架け橋となることで、競技の未来を想うアスリートにも、これからの未来をつくる子どもたちにも、ささやかながら貢献することができる。そのような可能性に気づき、視野が開けていくような感覚を覚えました。

僕自身の話をすると、以前に『日本も捨てたもんじゃない。僕が10代に感じる希望』という記事にも書きましたが、若い世代の人たちの意識の高さや行動力は本当にスゴいと感じていて、彼らが日本や世界を変えてくれると期待しています。

そして、未来ある皆さんを少しでも応援できたらと思い、IKEUCHI ORGANICは四国エリアの地域ESD拠点に登録しました。小学生や中学生の生徒の会社訪問を受け入れたり、時には学校へ授業に行ったりしています。また、愛媛県が行っている『えひめジョブチャレンジU-15』にも登録し、5日間の職場体験を中学生の皆さんに提供しています。

最近では、2022年に四国で開幕された全国高校総体の運営をしている今治の高校生の皆さんから、「愛媛会場の出場選手に、今治タオルを記念品として提供したい」と相談をもらい、記念タオルを一緒につくりました。

ちなみに、下の写真は、IKEUCHI ORGANICの非正規品のタオルを使用して、高校生の皆さんが全国高校総体の会場に飾るためにつくったホッキョクグマのピースのぬいぐるみです。プロ顔負けのクオリティの高さに驚きました。

僕はできるだけ自分の時間を、自分の経験や知識を若い人に伝えることに使いたいし、彼らのことを応援したいし、彼らから学んでいきたいと考えています。ある種、アスリート支援についても、若くして世界を舞台に挑戦している人たちを応援したいという気持ちが根っこにあります。

そう考えるなかで、アスリートの皆さんと子どもたちの架け橋となるのは、アスリート支援を積極的に行っている僕らだからこそ実現できることのひとつです。

アスリートの競技生活に貢献するだけでなく、その先にある未来をつくるところまで、アスリートの皆さんとご一緒できたら、これほど嬉しいことはありません。

ささやかなものかもしれませんが、IKEUCHI ORGANICがアスリート支援を続けるなかで、未来へ貢献できる取り組みをひとつでも多く作っていきたいと思います。

<編集協力:井手桂司>

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●『ストーリーを売る』への僕の違和感

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