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「本当に”いいもの”を望む、お客様からの信頼に応えるために」── 創業330年以上の家庭用品店を営む三保原屋様

いま、IKEUCHI ORGANICのものづくりの姿勢に共感くださり、私たちのタオルを扱いたいという企業様が増えています。オリジナルタオル製作の依頼から、店舗でイケウチのタオルを販売したいという要望まで、様々なご相談をいただいています。

嬉しいことに、各社のみなさんがイケウチのタオルを愛をもって語ってくださっていて、その熱量たるや、私たち社員以上かもしれません。そこで、この連載『イケウチな企業たち。』では、イケウチのタオルを扱ってくださる企業の方々を紹介していきます。

今回ご紹介するのは、静岡駅前の呉服町商店街で、創業330年以上の歴史をもつ家庭用品店を営む株式会社三保原屋(みほはらや)です。

静岡駅から徒歩10分の三保原屋本店では、タオルやタオルハンカチをはじめ、様々なイケウチの商品を取り扱ってくださっています。

本当におススメできる今治タオルをずっと探していた。取締役常務の堀 高輔さんは、そう語ってくれました。三保原屋さんがイケウチのタオルを選んだ理由とは? 堀さんに話を聞いてみました!

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本当に”いいもの”を望むお客様からの信頼に応えたい

ーー 三保原屋さんはお店のTwitterアカウントでも、イケウチのタオルをよくご紹介いただいてますよね。堀さんがエアーホイップを購入いただいた旨のツイートも拝見しました!

堀さん:
我が家で、エアーホイップはとても好評ですね。子どもが特に気に入ってくれていて、夏の寝苦しい夜には、首元にだけエアーホイップのフェイスタオルをかけて寝ています。厚手の安心感に、フワフワな手触りが気に入ってくれたんだと思います。

ーー 三保原屋さんの皆さんは、私たちのタオルを愛情をもって扱ってくださっていると感じています。もともと、どういう背景でイケウチの商品を扱うことを決めていただいたのでしょうか?

堀さん:
イケウチさんのタオルを扱いはじめのは2年ほど前からですが、その少し前から、お店のあり方を見直す動きを進めていました。

私自身の話をすると、以前は別の会社で働いていたんですが、2017年に事業継承という形で三保原屋で働きはじめました。

図1

(▲)株式会社三保原屋 取締役常務 堀 高輔さん。

堀さん:
三保原屋の創業は1687年と言われていて、創業から戦後までは、竹ぼうきや縄などの天然素材の家庭用品を扱う荒物問屋でした。

家庭用品店に業態が変わったのは昭和に入ってからです。海外からカラフルで便利なプラスチック容器が入ってきたことや、終戦後にお客様が「ほしい」と思う商品が変わったことから、取り扱いう商品が変化していきました。

ただ、現在は、スーパーマーケットや100円ショップ、更にはインターネットでも家庭用品を購入することができるようになりました。時代が変わるなかで、どういう価値を三保原屋はお客様に提供すべきか。それを改めて、考えたいと思いました。

ーー どうやって、目指すあり方を考えていったのでしょうか?

堀さん:
はじめに、三保原屋を愛用いただいているお客様に「なぜ三保原屋でお買い物をしていただいているのか?」「私たちの店に期待するものは何か?」と話を聞かせてもらいました。対面やお電話で、100名以上のお客様からお話を直に聞かせてもらいましたね。

ーー 堀さんの行動力もですが、100名以上ものお客様が協力してくださることもすごいですね。

堀さん:
本当にそうですね。三保原屋はお客様に本当に恵まれていると思います。

お話を聞くと、三保原屋を愛用いただく理由は「本当に”いいもの”を扱っているから」という信頼が根っこにあることがわかりました。そして、私たちに望むことも、「これからも、本当に”いいもの”を扱ってほしい」ということだったんです。


イケウチに決めた理由は、スタッフの「これがいい!」

ーー お店のあり方を見直すなかで、タオルについても改めて見直しをはかることになったのでしょうか?

堀さん:
はい。三保原屋でタオルをお買い求めになるお客様は多く、タオルもセレクトを見直していきたい商品のひとつでした。

そして、タオルについて検討を進めるなかで、お客様の声を聞くと、日本製のタオルを望む声が多いことを知りました。タオルの製造には大量の水を使用することを、ほとんどのお客様が知っていて、日本のキレイな水で作れられたタオルがいいと望む声がありました。

日本製のタオルといえば、代表格は今治タオルです。ただ、今治タオルのブランドロゴがついた様々なタオルが市場にでるなかで、品質的に今治タオルのイメージとは異なる商品も見かけるようになり、三保原屋本店で今治タオルの取扱いが減った時期もありました。

それで、本当におススメできる今治タオルを探そうとなりました。

私も含めて、タオルを担当するスタッフ同士で、何度も議論を重ねるなかで、イケウチさんのタオルを取り扱うことに決めたんです。

ーー イケウチを選んでくださった決め手は、何だったのでしょうか?

堀さん:
一番の決め手は、スタッフの使用体験に基づく声です。

タオルを担当するスタッフが、イケウチさんのタオルを自分で購入して、実際に8ヶ月ほど使ってみたんです。その品質のよさや、使って洗ってみても品質が落ちないことに感動して、「これがいい!」と提案してきてくれました。

タオルに関しては、相当な回数の議論を社内でしていたので、そのスタッフがそこまで言うのならと、すぐに提案を採用しました。

ーー 三保原屋さんのツイートを見ると、スタッフの方の生の声が紹介されているのが印象的なのですが、採用の決め手もスタッフさんの使用体験だったんですね。

堀さん:
はい。三保原屋では、スタッフに仕入れの裁量権を持ってもらっています。それぞれのスタッフが「この商品は本当に素晴らしい」「三保原屋のお客様にあっている」と心から思えるものをお客様に紹介していくのが、三保原屋らしさのひとつです。


実体験も交えて、商品の価値を丁寧に伝えていく

ーー イケウチのタオルをお客様に販売するなかで、意識されていることがあれば教えてください。

堀さん:
やはり、商品の魅力を丁寧にご案内することですね。表面的な価値でなく、使ってみないとわからないような価値も伝えるように努めています。

例えば、イケウチさんの『オーガニック120』は、タオルの基礎を追求したような、とてもベーシックなタオルですよね。そのため、フワフワなタオルが好みという人は、最初はどう接していいか分からないタオルだと思います。

でも、オーガニック120の最大の魅力は、使用やお洗濯を繰り返すことで、使い心地がどんどんよくなることです。私たち自身の実体験も交えて、商品の価値も、きちんとお客様に伝えるようにしています。

例えば、『バンブー540』も新品のものとスタッフが使用したもので、どれくらい違いがでるかをお客様に紹介しています。

ーー ここまで丁寧にご紹介いただき、本当に嬉しく思います!最後に、これから、堀さんたちが力を入れてやっていきたいことはありますか?

堀さん:
私たちはお客様に本当にいいものをお届けするために、その商品の価値をしっかりと自分たちが理解していく必要があり、生産者の方々のことをもっと深く知りたいと思っています。

日本各地には本当に素晴らしいものづくりをされている方々がいるので、そういった方々と繋がり、その価値をお客様に伝えていくのが私たちの価値ではないでしょうか。

イケウチさんのことももっと知りたいと思っていますし、今治にも足を運んでみたいですね。

ーー ありがとうございます!是非、今治の工場にもお越しいただきたいです。話を聞かせてくださり、ありがとうございました!

<編集協力:井手桂司>

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IKEUCHI ORGANICでは、法人のお客様向けに、タオルやタオルハンカチなどの「ノベルティグッズ製作」を承っています。刺繍入りやオリジナルカラーをはじめ、ジャカード織りでオリジナルデザインをつくることも可能です。

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