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【和訳】"Hotel California" by Eagles(イーグルス:1976年)

1曲だけ選べと言われれば、私はこの曲です。
イーグルスの「ホテル・カリフォルニア」(1976年)

歌詞に込められたメッセージはよくはわからないままに、哀愁がかったメロディー、ドン・フェルダーとジョー・ウォルシュのツインリード・ギター、ドン・ヘンリーのハスキー・ボーカル、一体何度、この曲を聞いただろう。何度聞いても、何度聞いても、決して飽きることのない曲。

歌詞には幻想的なストーリーが織り込まれています。
キング牧師やロバートケネディの暗殺が相次いだ1960年代末から1972年のウォーターゲート事件、1975年のサイゴン陥落と、アメリカ社会が自信を失っていった時代の空気を読み取るという人もいます。

私にとっては、住んでいるこの日本の外にある世界、アメリカ、西海岸、更には海外というようなものに、憧れのような眩しい、でも少し非現実的で危険な香りもする感情を抱くようになった引き金の曲です。

Hotel California  by Eagles

On a dark desert highway
Cool wind in my hair
Warm smell of colitas
Rising up through the air
Up ahead in the distance
I saw a shimmering light
My head grew heavy and my sight grew dim
I had to stop for the night

砂漠のハイウェイに暗闇が迫って
冷たい風が僕の髪をなびかせる
コリタスの甘い香りが
あたりの空気に立ち上る
はるか前方に
かすかに揺らめくライトが見えた
僕の頭は重くなり視界が暗くなった
今夜一晩の宿を探さないといけないな

There she stood in the doorway
I heard the mission bell
And I was thinking to myself
"This could be Heaven or this could be Hell"
Then she lit up a candle
And she showed me the way
There were voices down the corridor
I thought I heard them say

玄関の前には女が立っていて
来客を知らせるベルが鳴った
自分に問いかけてみた
「ここは天国なのか地獄なのか」
そして、彼女はろうそくに火をつけて
入口を照らして僕を案内する
廊下で声がしたんだけど
それはこんな風に聞こえた

"Welcome to the Hotel California
Such a lovely place (Such a lovely place)
Such a lovely face
Plenty of room at the Hotel California
Any time of year (Any time of year)
You can find it here"

ホテル・カリフォルニアへようこそ
ここは素敵な場所です(素敵な場所)
素敵な人々がいます
ホテル・カリフォルニアには沢山の部屋があって
一年中いつでも(一年中いつでも)
お部屋を用意できます

Her mind is Tiffany-twisted
She got the Mercedes bends, uh
She got a lot of pretty, pretty boys
That she calls friends
How they dance in the courtyard
Sweet summer sweat
Some dance to remember
Some dance to forget

彼女の心にはティファニーの宝石が散りばめられ
体はメルセデスベンツの曲線を描いている
周りにはきれいな男の子が沢山いて
彼女はそれを友達と呼んでいる
彼らが中庭で踊る様子といえば
甘ったるくて夏の暑さで汗だくだ
何人かは思い出すために踊り
何人かは忘れるために踊る

So I called up the Captain
"Please bring me my wine", he said
"We haven't had that spirit here since 1969"
And still those voices are calling from far away
Wake you up in the middle of the night
Just to hear them say

僕はボーイ長を呼んで言った
「ワインをたのむ」、彼は言った
「そのお酒は1969年以来置いておりません」
またあの声が遠くから聞こえてきた
真夜中に目を覚まさせるように
こう聞こえるんだ

"Welcome to the Hotel California
Such a lovely place (Such a lovely place)
Such a lovely face
They living it up at the Hotel California
What a nice surprise (What a nice surprise)
Bring your alibis"

ホテル・カリフォルニアへようこそ
ここは素敵な場所です(素敵な場所)
素敵な人々がいます
ホテル・カリフォルニアを楽しんでいます
素敵な驚きがありますよ(素敵な驚き)
アリバイを作ってこっそり来てください

Mirrors on the ceiling
The pink champagne on ice
And she said, "We are all just prisoners here
Of our own device"
And in the master's chambers
They gathered for the feast
They stab it with their steely knives
But they just can't kill the beast

天井には鏡があって
ピンクシャンペンのボトルが氷に浸かっている
彼女は言った「私たちはみんなここでは囚人なの、
自分たちの場所なんだけどね」
ホテルの支配人の部屋に
宴のために集まってきた
みんなで鋼鉄のナイフを突き刺すけど
その獣を誰も殺すことはできない

Last thing I remember, I was
Running for the door
I had to find the passage back
To the place I was before
"Relax," said the night man
"We are programmed to receive
You can check out any time you like
But you can never leave"

最後に覚えているのは、
出口に向かって走ったってこと
戻る道を探さなきゃいけなかった
以前いた所へ引き返すために
「落ち着いてください」、夜警は言った
「私たちはお客様が満足できるよう全てを整えています
あなたはいつでも好きな時にチェックアウトできます
でも決して、このホテルから出ることはできませんよ」

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