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介護はある日突然に@実家片付け編②

義母が認知症を発症するまでは、家の中の秩序は保たれていた。
なので、私たちが帰省した際は、2階に2部屋ある義弟の部屋の1つに寝泊まりできた。
もう一つの部屋に義弟が寝ていたのか?というと違う。

その部屋は義弟の荷物でいっぱいの『開かずの部屋』になっている。
物が捨てられない上に、物を買って安心するのか、使われていない物や本がいっぱいの義弟の部屋。
秩序が崩壊すると、義弟のものやゴミの入った袋が部屋のあちこちに置かれるようになった。

私たちが帰省した時に、ゴミをまとめても捨てられなければ片付かない。

自分の母親も、家が片付けられない&物が捨てられない人なので、何度か片付けに実家へ帰ったことがあるけど、片付けはゴミ捨てまでがセット。
ゴミを残して帰ってしまうと、捨てたゴミを母が袋から出してしまって元に戻る。と言う事がよくあった。

自分にとってはゴミでも、捨てられる側からするとゴミではない。

なので、自分のものではないものを片付ける時は、相手が納得するやり方で行わないと恨まれ、まとめたゴミを捨てるところまでやって帰らないと、ゴミを戻してしまいあっという間にゴミ屋敷に戻る。

義母が一時的な保護入院から自宅に戻ることになった時の為に、家の中を片付ける事を目的に帰省することにした2023年のゴールデンウィーク。
家を片付けて欲しいなんて微塵も思っていない義弟からすると、余計なお世話なのでかなり抵抗された。なので

*義弟がダメだというものは捨てません
*捨てる時にはゴミ袋をチェックしてもらいます

この二つを何度も何度も言ってようやくOKをもらった。

私と義弟は、本当の弟のようで関係性は良いと思う。夫が言うと兄弟喧嘩になりがちなので、義弟の反発をくらいそうな事柄は、私から伝えた方がわりとスムーズに事が運ぶ…けど毎回ではない(感情的になっちゃう時もある!)

片付けも根を詰めてやるとかなりハードなので、疲れすぎないように2泊3日の予定を組んだ。
家には泊まれるスペースはないので、駅近くのホテルを予約して、ゴミ捨て用の車も予約した。

ゴールデンウィークにもかかわらず、日曜日以外ゴミ処理場に直接持ち込めば、受け入れてもらえるのは良かった。確実に幾らかのゴミの袋は減らす事ができる。

ゴミ袋(主にお弁当の空き容器)は家の中に散乱していて、本当に足の踏み場がない。(義弟曰く、大切なものも入っているのでゴミではないらしい・・)家に上がりたくない私は、家の外を担当し、夫は家の中のペットボトルをまとめる作業からスタート。

庭には、義母が育てていた植物の鉢・捨てられていない粗大ゴミなども家の裏に転がっている。雑草も伸びていたので、それらを抜いたり、ざくざくカットしたりしながら、燃えるもの(植物等)・古紙(新聞・ダンボール)・鉢(プラスチック・陶器)・ガラス・缶やビンをまとめていく。

実家から行けるところにあるゴミ処理施設は、カン以外の金属の持ち込みができずそれだけはゴミ回収に出さなければならない。金属類は結構あったけど、滞在中に金属回収の日は来なかったのでそれは諦めて、まとめておくだけにした。

ペットボトルだけで、どんどん袋の山が積み上がる。
包装を剥がして、中を水洗いして、潰して袋に入れても10袋なんてあっという間だ。自分達が作業している間に、義弟には自分で袋の中身を確認してもらって捨てていい袋を外に出してもらう。

作業初日は、ゴミ捨てに行く予定にしていなかったので、庭にゴミの袋が山積みになったところで作業終了。

私はほぼ1日外で作業、お昼はコンビニの店内飲食スペースで。トイレも家の中に入りたくなかったので、都度コンビニまで行っていた。

今回の片付け帰省では、
①作業終了後は温泉に入ってホテルに帰る。
②夜は必ず美味しい物を食べる。
③たっぷり寝る。

をしようと決めていた。鹿児島は温泉天国なので、市内にあちこちお風呂屋さんがある。だいたい温泉なので、疲れた体を癒せる。これ大事。

片付けをしていると、背中に子泣き爺が乗っているような重苦しさを感じることがあるので、それを祓うためにも、毎日お風呂屋さんに寄ってから帰った。

初日の夕飯。労働の後のご飯はうまい!

2日目に続く。




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