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April fool (タイトルと内容は関係なし)

日本で言うと今日から新しい1年がスタートという人も多いだろう。
学生はまだ春休みかもしれないが、社会人だと今日が入社式だった人もいると思う。
僕は2004年の4月1日からプロのアスリートとしてのキャリアをスタートさせた。
もう20年前のことだが、毎年そんなことを思い出す。

キャリアコーチの資格を持っていたりするので、仕事探しや転職するときのサポートの仕方も理解している上で、どんな風に仕事を選ぶかについて書いてみる。

結論から言うと、何を仕事にするかよりも誰と仕事をするかの方が大切だとお思っている。これは自分の話だが、僕は今の会社に入る際、社長と会ってこの人と仕事したいと思った。その閃きに間違いはなかったと今でも思っているし、拾ってもらったことに感謝しかない。仕事ではないが遡ると高校もそうやって人で決めた。僕が行った高校の顧問の山下先生は、風貌で言うと山王高校のコーチに無茶苦茶似ている髭を生やしたダンディな人なのだが、中学の時に少し話をする機会があって、僕のプレーについてコメントしてくれた。その時に「まぁうちだったら、こんな感じでやるけどね」と自分が持っていた概念以外のアイディアを言っていたのがあまりにもインパクトが強く、山下先生とバスケがしたいと閃き、その瞬間からもう勉強した。入試前の半年は毎日10時間は勉強した。さらに中学の副顧問が僕がその高校を志望していることを山下先生に伝えてくれて、自宅に電話をかけてくれた。
「公立高校だから何も優遇してあげられないけど、待ってるから勉強頑張れ」
これでますます火がついた僕は5教科の合計が100点くらい上がって、その学区でも一番頭の良い高校に入れるんじゃないかくらいできる様になった。でも僕の目標はブレず、無事に志望校に合格し、合格発表の翌日から高校の練習に参加した。

昔話が長くなったが、誰と仕事をしたいかと言うのは行動のモチベーションになる。今の会社では始め全く仕事ができない僕に、クライアントをつけてくれて、一連の仕事を覚えさせてくれた。本業とともに事務所を共有していた社長のお父さんの会社も手伝うことで、B to Cのビジネス、英語、貿易業務などこれまで全くふれたことのない分野まで勉強できた。今マーシャルでやっている仕事は、日本で誰もが知っている大会社と取引があり、担当者との関係性作りから、タスク・スケジュール管理など実践しながら学ばせてもらっている。

仕事は人生の中の一部分でしかないが、職場で過ごす時間は長いし費やすエネルギーも大きい。今は昔の様な終身雇用の風潮が薄れてきていて転職する人も多いが、職場を止める原因の中で多いのは 
職場の人間関係 
だったりする。上司を含め同僚とのコミュニケーションがうまく取れずに仕事を辞める。もちろんそれ自体悪いことではないと思うが、 コミュニケーションという分野においては自分の努力でどうにかなることもある。確かに上司がポンコツだったりすると難易度は上がるが。

じゃあどうコミュニケーションとればいいのか?
僕が言えるのは
ホウレンソウ
を大事にする。

すごく普通のことなんだけど、結構これができない。
報告・連絡・相談
これを職場の人との間でしっかりやろうとすると、嫌でもコミュニケーションの機会が増える。その中でアドバイスをもらったりすることもあるだろうが、自分の考えをまとめ、その仕事にコミット=約束してやり切る。小さなことでもいいのでやり切って成果を出し、それを積み上げる。
小さな成果は信頼を勝ち取り、自分自身の自信になる。
僕はシンプルに考えるのが好きなのでこんなスタンスで今も仕事をしている。

これを読む人はそんなに多くないのでここだけの話だが、会社におけるホウレンソウが重要な点は他にもある。
それはリーダーこそホウレンソウしなければいけないということだ。
長くなったので続きはまた今度書こうと思う。

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