Nakama

アスリート時代と今で変わっていないこと、それはチームで仕事に取り組むと言うことだ。アスリート時代は自分にもチームメイトにも厳しかった。サボっている奴はいなかったけど、レースで勝つことに貪欲になっていないメンバーにはその姿勢を厳しく言っていた。

物事には色々なアプローチの可能性があって、その中で最適なものを選択する。最適とは、効率がいい、速い、品質が高い、リスクが低い、コストが安いなど。その時のニーズに合わせて優先順位は変わってくると思うが、こう言った要素を全て考えていなさそうなプランにはどうしても言いたくなってしまう。

そんな蟲が疼いてしまって、今朝はマレーシアSVと少し口論になった。詳しく書くと腹が立つので止めるが意見の違いがあり、お互い強めの口調になったと言うだけだが。

僕は今の現場仕事。土木も建築も全く経験は一切ない。実際には1ヶ月だけコロナの期間にインターンに土木工事の現場に行って現場体験はしているが。一方SVはこの業界40年のベテラン。そんな二人が口論するのは変な話に聞こえるかも知れないけど、新人や素人にしか気付けない部分も絶対にあると思っている。だから意見する。結局はお互いの意見を取り入れたプランに落ち着いた。

落ち着いたと思ったら気が萎えることが現場であったが、とりあえずその日の自分のタスクはこなして珍しく早めにあがった。

そんな現場の出来事をサブコンのGMが聞きつけて電話してきた。彼とは転職してすぐマーシャルに一緒に出張をして仲良くなった。シンガポール人だがオーストラリアの大学に行っていたので、英語も聞きやすかった。依頼、少なくとも週に1日は、多い時はほぼ毎日電話で話す様になった。長い時は3、40分話すので僕の英語の上達にかなり貢献してくれているのも彼だ。
そんな彼が僕のことを心配して電話してきてくれた。状況を話して、こう言う対策をするからと話題はあくまでもビジネスな内容だが、お互い気心もわかっていて僕が頭にきていたのもわかって電話してきてくれた、その配慮が嬉しかった。

今も昔もこんな良い仲間に囲まれて仕事をしてきた。もちろん全員良い奴ではなかったけど、どの人からも学びを貰ったことは変わらないので感謝している。
Nakamaは良いよね。


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