限界突破

Ebeye島は南北1.5km東西200mしかないので行動範囲はかなり狭い。Ebeyeの北側にある島と道路でつながっているので、8km北のGoojuugooまで行けるのだが滅多に行かないので、普段の行動範囲はアパートと仕事場の200mくらいだ。
日本にいるときは自宅からオフィスまで60km毎日通勤していたので、こちらに来てからの行動範囲はかなり狭くなった。

転職して7年。ここに赴任する前は出張も多く、2019年まではカヌーの試合にも出ていたのでとんでもなくあちこち飛び回っていた。2017年12月に今の会社にJoinして2018月6月までにトンガ、マーシャル、長崎、福岡、シンガポールに出張、その間にカヌーの試合に茨城にも行き、祖父が亡くなって長野にも2回行った。目の回る様な日々だった。この年はマーシャルにもう一度出張し、福井国体(15G:3位)にも出場した。もちろんまだ30代だったこともあるが、よくもまぁ身体がもったなぁと振り返ると思う。丈夫な身体に感謝。

元々、じっとしていられない性分なので子どもの頃から行動範囲は広かった。小学生の頃、長期休みは母方の祖父母の家にいることが多かったが、4年生くらいの頃自転車で上田から上山田温泉まで片道15km行ったりしていたし、高校の頃はバスケの練習試合に片道20kmチャリで行って一日中試合し、20kmチャリを漕いで夕方バイトするという、とんでもないことをしていた。こんなことを普通にしていたので、自然に体力がついた。現役時代特に20代の頃はチーム練習に加えて、夜プールで泳いだり、ジムに行ったり、カヌーを漕いだりするのが普通だった。例えば午前中2時間漕いで、30km自転車を漕いでジムに行き2時間トレーニングし、40km自転車を漕いでトレランをして10km自転車を漕いで合宿所に戻るなんてこともしていた。アドベンチャーレースにも出られるんじゃないかと言われたこともあるが、走るのが遅いのでそれはしなかった。

人間は適切な負荷をかけると成長できると信じている。それはメンタルも身体も同じだ。適切ってのが難しいが僕の場合、自分がこなせると判断した負荷は絶対にできるので、考え得る最大の負荷をかけ続けてきた。それは今でも変わらない。なぜなら人間は身体的限界より心理的限界の方が先にくる。それは身体が壊れないための防衛反応だと理解しているが、そうなると自分自身で限界値を上げていくしか成長できないと思う。なので掛けられる最大の負荷を掛けることが一番成長すると信じている。幸いにも、この理論は今のところ僕にはworkしている。

人間は嫌なことやストレスがかかることから逃げたいと思うのが普通だ。でもそう言うものにチャレンジしてこそ成長するのも確かだ。筋トレだって重いものを持ち上げて身体に負荷をかけることで筋肉が大きくなる。ココロも筋肉と同じだ。ただ過度に負荷をかけると身体:筋肉もココロも壊れる。どの辺りが自分にとって適切なのか判断するのは筋トレはわかりやすいがココロは難しい。良い塩梅は自分で探るしかない。とは言え、自分で気づきにくい部分でもあるので、仲間や家族が見ていて指摘してくれると壊れるリスクを減らすことができるかもしれない。そう言う人を周りに置くことが大切かもね。



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