昭和の時代が終わった

1989年1月7日

昭和天皇が崩御された。

その前から、お体の調子がよろしくないと、毎日のように報道が流れていた。その時に、昭和天皇についてびっくりしたことが二つあった。

一つめは、昭和天皇は明治34年(1901年)生まれで、昭和時代を64年もの間、天皇陛下としてあたう前から、大正天皇の「摂政」に20歳で就任されていたとのこと。なんと、日本最後の「摂政」を全うした人なのです。「摂政」なんて藤原氏全盛期の時代だけかと思っていました…。学校の授業でも、聞いた覚えがなかっただけに、インパクトが大きかった。

二つめは、血液型がRHマイナスAB型と言う、けっこう特殊な血液の持ち主だと言うこと。RHマイナスは世界全体で、どうやって人が増えていっているのかについて、疑問を持っていたので、天皇家がRHマイナス家系だということに驚いた。それは、RHマイナス家系にとって、近親相姦がやむを得ない事情だったのではないか、中世のヨーロッパでも、ホントは、このRHと言う血液の概念を持っていたんじゃないかと、思うこともあった。医学と倫理は、まだそこまで詳しくなかったから、それはまた別の機会に調べ直そう。(すっかり忘れていたけど…汗)
昭和天皇のこの二つの事実は、当時の私にとってかなりの衝撃だった。

昭和天皇の経歴を、私が語るには人生が重すぎるので割愛するとして、ここでひとつの『特別感』が乗っけられた。

それは、平成元年小学校卒業、平成元年中学校入学と言う、「平成元年」が節目になること。

新しい元号となって、ひとつ新しい世界の扉を開けたような気持ちだった。なんとなく選ばれた年代なんだと、思ったりもして浮かれた気分は否めない。その反面、天皇陛下が崩御しないと次の時代にならないなんて、次の時代に絶対に行くことができない天皇陛下は、新世界を見られないからかわいそうだな…と思った。

いろんな思想があるだろうけど、私は、昭和天皇は、摂政と天皇陛下としての在籍期間中に、暗殺未遂や戦争や経済成長など、いろんなことを乗り越えて、数々の事案とたくさんの選択肢から決断をされてきた上に、国民の生活を守るための「お勤め」や「ご公務」もこなされて、心身ともに日本のために、日本国民のためにいてくださったと、今でも思っている。
お疲れ様でした。
引き続き、安らかにお休みください。

そして、

12年間の昭和の時代にバイバーイ!

これからの平成の時代ワックワク♬

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