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「全てに意味がある」の捉え直し

「あなたがやってきていること、歩んでいることには必ず意味があるからね」

最近上司に言われた言葉。自分が今までやってきた仕事ぶりに迷い、相談した時に言われた言葉です。

そのまま解釈すれば、起こること全てに意味があるのだとなるでしょうか。よく聞く言葉だし、別に今までも言われたことがあります。ただ、なぜか今回はしみじみと心に響く言葉でした。

それは上司の仕事ぶりやルーツから本当にそう感じているんだろうなあと思うからです。それというのも上司の引き出しの量がエグい。古今東西の書物や研究資料だけでなく、お世話になった人のお話で自分が良いなあと感じたことを折を見てお話してくださいます。薄っぺらい借りてきた言葉じゃなくて一つひとつの出会いを噛み砕いて自分のものにしてる人が伝えるから全く違う言葉となるんでしょう。

そう考えると「全てに意味がある」もまた違った捉え直しとなるのではないかと。生きていく中で様々な出会いがある。私たちはそれを経験する。その経験が自分にとってまた他者にとってどういった影響をもたらしたのか、どんなきっかけとなったのか「精査」することが大切なのではないでしょうか。

経験するなら誰でもできる。大事なのは、その経験を本当に分析し、解釈し、自分の体内に取り込むこと。「全てに意味がある」とは、「全てに意味をもたらす」ことなのかなあと思っております。経験が本当に輝いたものとなるように。精進あるのみ。

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