好きな人柄

どんな人柄に惹かれるか。僕は真面目で実直な人が好きです。一本芯が通っていて、怠けず驕らず目標に向かって一歩一歩踏みしめる人はすごく良いなあと思うし、憧れます。

普段子どもを相手にしていても、出会うなら実直な姿を見たいなあと思う。でも子どもを見てるとそれ以上に思うこと。それは、「真面目で実直な人が馬鹿を見る世界は間違っている」という確信です。

よく自分の考えを大切にということが叫ばれますが、別にそれは黙々と取り組む人を否定する言葉ではないはず。それなのに、真面目な人をどうもないがしろにして、自分の、もっと言えば自分しか見えていない世界から生まれた考え(これを主体的な考えという人もいるそうです)を表出することが素晴らしいとされることに強烈な違和感を感じます。

はっきり言えば、主体性を履き違えて、自由と自分勝手の靴を間違えて騒ぐ奴が実直な人達の邪魔になることがものすごく不快だということです。

主体性というものが叫ばれて久しい世の中と学校。当然大切にすべきだと思いますが、主体性が表には出ていなくても丁寧に毎日を生きることも素敵なはず。その見方が誠実な人達を苦しめていないか?意見を言うことだけが学びじゃない。不器用でも愚直に進む人達が不幸にならない世界を常に自問していきたいなと思います。

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