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【FX】 2/26㈯為替レポート #経済ニュース分析 #ファンダメンタルズ #fx 2022

こんにちは。いけぽんです✨

この為替レポートは、主にファンダメンタルズ分析に関する情報をまとめています。

米株や米長期金利、原油価格など為替の影響を与える指数についてや
各主要通貨に関するファンダメンタルズ情報を記載しております。

#ドル円 #ユーロ円 #ポンド円 #ユーロドル #ポンドドル などの通貨ペアで取引されている方や、
#豪ドル #ニュージードル #カナダドル #スイスフラン などの通貨が
絡む通貨ペアでトレードされている方向けに、
役立つファンダメンタルズ分析のまとめを配信していきます。

トレードに活かす為のファンダメンタルズ分析の参考になれば嬉しいです✨

2/26㈯為替レポート (2/21~2/25の週のまとめ)

✅米株

ロシアの大統領報道官がウクライナとの協議の準備があると発表し、市場は事態収束に向けた期待感を強める形でリスク警戒の後退が見られた。
→米株は大幅続伸。

✅米長期金利

ロシアとウクライナとの協議が行われるとの報道を受けて事態の収束に向けた期待感が広がり、これまで安全資産である米国債買いの動きによって利回りの低下を見せていた米長期債利回りは、一転上昇した。
→株高などリスク選好の動きが全般に強まる中で、2%を超えて2.012%を付ける場面が見られた。

✅原油

ウクライナにおける地政学リスクの高まりが原油価格の一段高につながっている。
→エネルギー高が長引けば、インフレ高に拍車をかける恐れがある。

◉🇺🇸ドル

米FOMCが注目するインフレ指標、PCEデフレータ前年比は+6.1%と、前回12月の+5.8%から一段と伸びが加速。
事前予想+6.0%も上回っていたが、市場の反応は薄かった。

米株の大幅続伸によるリスク選好の円安や米債利回りの上昇で、ドル円は115.76円付近を付ける動きで堅調な展開で今週を終えた。

来週は、金曜日に発表される米雇用統計を睨みながらの展開となりそうか。

◉🇪🇺ユーロ

ロシアの大統領報道官がウクライナとの協議の準備があると発表された事で、ウクライナ情勢が実体経済に最も強く影響されるユーロの買い戻しが目立った。
リスク警戒後退(ウクライナ情勢一服期待)でのユーロ買いによって、ユーロドルは1.1270台まで上昇する展開。

ラガルドECBが、
「ロシアによるウクライナ侵攻を受けて、ユーロ圏の物価安定と金融安定の確保に必要なことは全て実施する用意がある」
「インフレは短期的に高くなる公算が大きい」
と表明したこともユーロを下支えした。

ウクライナ情勢によって売り込まれていたユーロは、反発する形で今週を終えた。

◉🇬🇧ポンド

地政学リスクが、リスク通貨の位置づけにあるポンドにとって上値圧迫の要因となっている。
ただ英中銀の3月16-17日会合での、大幅利上げへの期待があることを背景に、ポンドは押し目買いも入りやすい状況である。
→今週に伝わった複数の英中銀MPCのメンバーの発言からは、大幅な利上げに対しては慎重姿勢を示す発言も多かったが、市場では依然として政策金利の0.5%引き上げに対する期待も根強いか…。

◉🇨🇦カナダ

3月2日のカナダ中銀の金融政策会合に注目。
→市場では今回の会合で政策金利を0.50%に引き上げるとの見方が強まっている。

原油価格が上昇すれば、産油国通貨である加ドルの支えとなっている。
→ただ、投資家のリスクオフ姿勢の高まりは上値圧迫要因ともなる。
→原油価格の動向にも注目してみていきたい。

◉🇦🇺豪ドル

3月1日に開催される豪準備銀行理事会(金融政策)に注目。
→政策金利の変更等はいまのところ予想されていない為、声明文の内容に注目が集まりそうか。

RBA理事会以外にも、28日に1月小売売上高、3月2日に10-12月期GDP、3月3日に1月住宅建設許可件数と貿易収支など、豪ドルにとって注目の経済指標の発表が目白押しになっている。

株価の値動きに敏感な豪ドルは、ウクライナ情勢による株価の乱高下に左右される展開が続いている。

🇺🇦🇷🇺ウクライナ情勢

ウクライナのゼレンスキー大統領が声明でプーチン露大統領に対して停戦交渉を提案したほか、ロシア側もウクライナと交渉するため「ベラルーシの首都ミンスクに代表団を送る用意がある」と表明し、双方が協議に応じる姿勢を示した。
→これにより欧米株価が大幅上昇すると、投資家のリスク回避姿勢が和らぎユーロを買い戻す動きや円安の動きが強まった。

ただ世界的に株価は大幅上昇したものの、ウクライナ情勢は依然として流動的なうえ、欧米によるロシアへの経済制裁が世界景気を冷やすリスクには引き続き警戒しておきたい。

来週(2/28~3/4)の注目イベント


2/28日(月)
・豪小売売上高(1月)
・アトランタ連銀総裁、講演

3/1日(火)
・豪中銀政策金利
・米ISM製造業景気指数(2月)
・G7財務相中央銀行総裁会議
・バイデン米大統領、一般教書演説
・アトランタ連銀総裁、講演

2日(水)
・カナダ中銀政策金利
・米ADP雇用者数(2月)
・パウエルFRB議長、下院金融委員会で半期に1度の議会証言
・OPECプラス閣僚級会合

3日(木)
・米ISM非製造業景気指数(2月)
・パウエルFRB議長、上院銀行委員会で半期に1度の議会証言

4日(金)
・米雇用統計(2月)

来週もウクライナ情勢に注目の相場展開となりそうか。パウエル議長の発言や、オーストラリアとカナダの政策金利、ISM関連の指標や米雇用統計といった大型指標も目白押しの1週間。

月末月初、大型指標、金融政策、ウクライナリスクと大きなイベントがある中で、一つ一つのリスクを認識しながら相場と向き合っていきたい。
→大きなイベントが並んでいる事で市場は様子見ムードとなり動意の薄い展開となるのか…。
→それとも一つ一つの材料に大きく反応して乱高下するのか…。
→注視していきたい。

ご覧頂きありがとうございました✨

以上で本日の為替レポートのまとめは終わりとなります。

是非、これからのトレードに活かしていってください。
最後までお読み頂きありがとうございました!

By いけぽん


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