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娘に「パパ、お月様とって」と言われたので月を取る方法を真剣に考えてみようか

ある日の夜。
窓から外を眺める娘が、私に「お月様が見える!」と言ってきました。

ひょいと横から眺めると、黒い空には黄色いお月様が。

「キレイだねー」なんて言葉を返すと、娘からひと言。

「パパ、お月様とって」

どこのエリック・カールだって感じですが、きょうは娘に言われたことを真剣に考えてみようかなと思います。

題して『輝夜姫大作戦』
やっていきましょう。
 ※かぐや姫に無理難題を押し付けられるみたいな。
 ※月だし。
 ※もう少しかっこいい名前にしたいとは思いましたよ。



輝夜姫大作戦「1. 月の土地入手」

まず初めに思いついたのは「月の土地を過半数手に入れる」こと。

皆さんはご存じかもしれませんが、月の土地って売ってんすよ。

ルナエンバシーってアメリカに本社を構える会社が売ってんですよー。

1980年に創設されたルナエンバシーの最高経営責任者であるデニス・ホープさんは、「月の土地って誰のなん?」と疑問を持ち、調べてみたところ、宇宙に関する法律は1967年に発効された「宇宙条約」しかないことが判明。

「宇宙条約」によると月は、国家が所有することを禁止しているが、個人が所有してはならないということは言及されていなかったんですと。

法律の穴をかいくぐったデニスさんは、法的申請を無事に通過させ、月の土地を販売しているんです。
 ※今は「月協定」ってものもあるよ。
 ※といっても公的権利は何もないって話も見たので、半分ロマンを買ってるみたいな話ですが。

月の土地は500万個に分割されて、1つの土地の広さは1エーカー。
約1200坪でサッカーコート1つ分くらいらしいよ。

これがたったの税込み2700円!!!

現状、月の土地はブッシュ元大統領、俳優のトム・ハンクスやトム・クルーズを始め多くの著名人、さらに一般の方が何かのプレゼントや記念で月の土地を贈るってこともしてます。

私も両親や妻のお母様に月の土地を贈りました。


さて。
大事なのは「どうやって月を手に入れるか」

理想はすべての土地を手に入れることですが、すでに多くの所有者がいることから難しい。

では過半数ならどうでしょう。
250万1個の月の土地を手に入れれば、多数決で勝てるのでは?という考え。

2700円×250万個だから……

67億5000万円必要なのか。

……どうやら別の手立てを考えた方がいいみたいです…。


輝夜姫大作戦「2. 月を創る」

次に思いついたのは「月を創る」

と言っても私は神ではないので、私ならではの方法で月を創るならやっぱり「メタバース」に創るかな。

……これでいうと、実はすでにできているのです。

私が描いた絵本「おばけのパッチ」に登場する「おばけの街」を、メタバース"The Sandbox"に創っていることは、noteにも何度も書きましたが、その街にある時計塔のてっぺん付近に『月のおばけ』がいるんです。

「おばけの街」の時計塔付近にいる『月のおばけ』

この『月のおばけ』の所有権をNFT化し、娘のMetaMaskというデジタルウォレットに入れれば、プレゼントすることは容易いですね。
 ※娘のデジタルウォレットはすでに創ってあります。

ただ……。
うーん……。

せめて、ながーいながーいはしごを、たかーいたかーい山にかけて、登っていくくらいの苦労はしたいものですね。


輝夜姫大作戦「3. 月に行く」

さて。
3つ目の作戦はエリック・カールもビックリ。
本当に月に行くって方法。

さすがにながーいながーいはしごを、たかーいたかーい山にかけて、登って月に行くことは難しそうなので、現実的に考えるとロケットでビューンと飛んでいき、上陸する方法になりそうです。


生まれて初めて「月に行く費用」とネットで検索してみたのですが、出てきたのはこんな感じの内容。

月に上陸するための装置「Lunar Lander」をアポロ計画では12機作っていて、その費用は2016年換算で180億ドル(約1兆8000億円)。つまり、Lunar Lander1機あたり15億ドル(約1500億円)必要です。

Gigazine:https://gigazine.net/news/20161003-how-much-live-moon/


兆。
国の予算かな?

月の土地を250万1個買った方が安いな…。


輝夜姫大作戦「4. 月の石を手に入れる」

これは少し妥協案な気もしますが、月を全部取ることは難しそうなので……。

「月の石」でなんとかなりませんか、娘よ。

1970年大阪万博で日本にも広く知れ渡った「月の石」で。

現在、地球上に存在する「月の石」はこの4つで取れたもののみ存在するらしい。

  1. アメリカ合衆国の月探索計画であるアポロ計画により持ち帰られたもの

  2. ソビエト連邦のルナ計画により持ち帰られたサンプル

  3. 月面のクレーター形成過程に生まれ、隕石として地球上に落下したもの

  4. 中華人民共和国の嫦娥5号により持ち帰られたサンプル


存在する場所として、1969年アポロ計画で採取された「月の石」はアメリカはテキサス州の宇宙センター内にある月試料実験室施設ってところでめちゃくちゃ厳重に管理されているんだとか。

国内だと国立科学博物館や北九州科学館に、常設展示されているらしい。

あとは、たまーに隕石として月の石が落ちてる時があるんだって。
なんじゃそりゃ、見つけてもわからんて。

いずれにせよ、「見る」ことはできても「手に入れる」ことは難しそう。

盗みに行くっていう大犯罪はしたくないので、月からポロっと落ちてくるのを待つしかないのかな……。

ちなみに隕石として振ってきた「月の石」は、たまにオークションで工学取引されてるらしいよ。
また金か。


パパがお月様をとるためには

いろいろ調べて分かったことは、「月を手に入れたければ金を準備しろ」ってこと。

あとは怪盗グルーに頼むぐらい。

こう考えると本当に無理難題に思えるかもしれませんが……。

「パパ、お月様とって」と言われたからにはいつか必ず……。

では。


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