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イタリアでラムネ発見!歴史とビー玉が詰まる浪漫の飲み物


夏になると三ツ矢サイダーが飲みたくなります。

学生時代、夜のバイト帰りに少し離れた三ツ矢の自販機へ行き、

買ってその場で飲むことが至福のひとときでした。

頻繁に飲むタイプではないので、夏に数回あるかないか。

一人の女子が自転車で買ってすぐ飲む姿…我ながら青春

あれから20年…

夏の暑い日。イタリアには三ツ矢サイダーなんてありません。

あっても sprite か、似たような商品。

それでもいいんですが、なんか違うんですよね。

原材料が違うんですか?配合のバランスですか。

もしくは懐かしさが含まれていますか?

飲んでもピンと来ないから、別ものなんでしょうね。

ラムネがあった

ある日、アジアンスーパーへ行くと、

飲み物コーナーが充実していました。

カラフルで日本っぽいものを感じる。

近づいてみると…

ラムネ ラムネ ラムネ…

イタリアでは、日本語が並んでいる光景なんて出会いてません。

こんなにラムネが並んでいたら、

瓶が喋っているように見えるんです。

「ラムネ オレンジ味!ハタ!メロン味!ライチ味!ハタ?…」

見るもの全てが読めるから、読みたくなるんです。

これは、外国に住む人特有の「見るものが分かる」という

言葉にならない現象の一つでしょう。


さらに可愛いキャラクターやパッケージにより

甲高い声で主張しているように聴こえます。

もう、ここまで来たら妄想の世界でしょう。

見ているだけで楽しいんだから仕方がありません。

飲んでいないのに味を想像してニヤリ。

飲みたいなぁ〜

ところで、ラムネってなに⁇ サイダーとの違いは⁇


調べてみると、サントリーのページに辿り着きました。

ビー玉入りの瓶の形をしているのがラムネ、それ以外はサイダーという違いです。中味の違いはありません。
SUNTORY HPより

さらに気になるのが、瓶に書かれている

HATAの文字。

メーカーの名前であろう。検索してみると、


HATA とは…

「ハタ鉱泉株式会社」

昭和21年 1946年に大阪で創業。

終戦直後の活気ある時代だったんでしょうね。

清涼飲料水の製造と販売を行なっているようです。

海外の主要取引の欄には、

アメリカ・中国・EU・オーストラリアを中心に45もの

国と地域で取り扱いを行なっているようです。

世界でのシェアNo. 1!!
 

大阪からはるばる渡って、こんな田舎町の

小さな商店にまでやってきたんですね。


ハタ鉱泉のホームページを見ていると、

雑学が詰まっているので興味深いです!

ペリーが持ってきた⁉︎ レモネードがラムネに⁉︎

ビー玉はポルトガル語⁈ どうして栓になる?など、

気になることの連続で、なかなか抜け出せません。


夏休みの自由研究がまだ決まってないお子さん、

もしくは来年の課題はぜひこれでいかがでしょう。

たった一本のラムネだけれども、

歴史と面白とビー玉が詰まっている!と思うと、

浪漫の飲み物のような気がしてきました。


イタリアで、ビー玉を栓にした飲み物を見たことがないです。

今度、イタリア人の友だち家族へ
 
持っていって反応をみたいと思います。

喜ぶだろうなぁ〜

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