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【イタリア】マインクラフトで古い街を再現

今日、レストランに来たお客さんの子どもが、Nintendo Switch に夢中になっていました。「日本のゲームで遊んでるのね!」と声をかけると、「そうなの!『マインクラフト』でね、家と庭を建てているところ!」と教えてくれました。
続いて彼女のお母さんが、「ニュースで見たけど、ゲームでこの街を再現したみたい」と。


マインクラフトとは

子どもがいる家庭やゲーム好きな人は知っているだろうけれど、どちらにも縁がない我が家は、このゲームの名前は聞いたことがあっても、どんなものか知りませんでした。

Microsoftの子会社が開発したゲームで、Switchをはじめ、パソコンやタブレットなどあらゆる機械で遊べ、子どもだけでなく大人たちにも人気なんだとか。
ブロックを積み上げて、建物や街を創ることができるようです。そこに動物を住まわせたり、雨を降らしたりできる。仮想の立体空間を自分で作り発展させていくんですが、サバイバルな暮らしをする遊び方と、クリエイティブに特化したゲームにすることができるんだとか。デジタルLEGOと言うのでしょうか。バーチャルで創造していく。
兎にも角にも、ゲームなので誰かと戦ったり、ネットで調べて攻略を探すなどしながら進めてく遊び。(この時点で100%把握できていませんが)


古い街を再現したとは?

地元の記事によると、
学校の授業で、マインクラフトを取り入れたということでした。この数年でオンライン授業に切り替わり、歴史の授業で使えるのではないかと準備したようです。

デジタルを深めると、孤独になる傾向があるために、一緒に学習することでコミュニケーションをとり、遊びながら学ぶことができると力を入れています。

彼らが学ぶのは、今住んでいる街が、「昔どのような姿だったのか」をバーチャルの中で体験することができるようです。あらゆる資料から情報を得て、街の起源である約400年前から戦後までを再現。

今もある、大通り、要塞、港、広場、モニュメントなど、同じ場所だけれども、路面電車が走っていたり、像の位置が変わっていたりするんです。それを、視覚で体験できるだなんて味わってみたいものです。

警察署内にあった写真を拝借

子どもに限ったことでなく、昔を懐かしむ年配方にとっても喜ばれるはず。

特にいいのは、戦争で街が激変し、その悲惨さが伝わることでしょう。
当時この街は、ドイツ軍に支配されようとしていました。そこへ、アメリカ軍が一掃しようと、街を襲撃にやってきました。次々に建物が爆発されていったのです。

爆撃を受けた教会は、半分壊れたまま、
美術館へと改築されました。


今もその名残がありますが、平和な暮らしの中の一部ですから、臨場感はそこまで感じません。今回のマインクラフトなら、バーチャルの世界だからこそあ感じ取れるものがあると思います。

ゲームから、歴史を学べることはあっても、学校で授業の一つとして遊べるのは、子どもたちにとっても先生にとってもお互いに楽しめるでしょうね。

このゲームは、プログラミングも学べるということなので、さらにデジタルに抵抗のない世代になっていくのでしょう。彼らが作る未来の街は一体どうなっていくのか。ずっと見続けていきいたいです。


追記

後日、家電量販店へ行きました。
入り口のすぐ右、ちょうど消毒液を手に取って、手を出してモミモミしている隣に…

Nintendo Switch がこんなにも。

ソフトのコーナーでは、

やはり、一番目立つところにありました。
話題になっているなら、私も一つ…
と思ってしまう、彼らの戦略は見事です。

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