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【帰国日記】レジもた解消の衝撃

いつから日本はこんなに急ぐようになったのでしょう。

スマホの進化により加速したかもしれません。

その一番がレジに現れていると思います。

イタリアでは、

レジ打ちは椅子に座り、お客さんと会話する光景は日常茶飯事。

マスクなしで、目の前のレジ担当と向こうのレジの人が

あらゆる人の垣根を越えて話をしているなんて

もはや通常運転です。

みんなその会話を聴いているし、時には参加する。

みんなで議論したり、辟易したり。

こんなことから、イタリア人はよく喋ると言われる理由の一つです。

急ぐ?そんなことなんかありません。

逆ですよ。夢中になって手が止まるんですから。

あと、早く終わりの時間にならないかなぁ〜なんて

心の声が聴こえるくらいです。


一方日本は、店員は立ったままで、

カゴからカゴへきちんと物を整列して入れ、

袋に入れやすくしてくれる。

そうそう、この丁寧さ心地いい。


イタリアでは物は放られるから頭にくる。

でも、それをその場で袋に詰めていくから、

効率は悪くはない。

今度、イタリアの凄まじいスーパーの現実を紹介しますね。



さて、今回の帰国で驚いたのが、

レジの会計です。

お金を支払うところで、すごくもたもたするんですよね。

それがなんと、機械になっているから衝撃を受けました。

カゴに移し替えてもらい、

値段を言われて、「会計はこちらへ」と

誘導された先に機械がありました。


日本に住んでいるともう当たり前なのかもしれませんが、

いきなり「会計は機械」を知った私は、

コンビニでも小売店でもお金を渡してしまいます。

それが、「画面の"現金払い" をタッチしてください」と

疲れたように言われる。

そりゃ、何万回も言い続けているとは思うけれども…

確かに、支払いはもたもたしがち。

特にお年寄りは時間がかかりますよね。

動きはゆっくりになるし、目が見えづらかったら

小銭の判別もしにくい。カードを間違えたり

そもそも取りにくかったり。

いろいろありますよね。


その様子を後ろの人が、早くしろよという目線で見ると、

レジの人は心苦しいでしょうね。

店員さんのせいでもないのに急かされる。

逆に、「急ぎなさんな」となだめたいくらい。


そんな、"もたつき" を解消するのがこの機械。

会計をしていても、次の人の商品を読み込むことができる。

これは画期的だと思います。

1人に30秒かかるとして、1時間に24人が来ると想定。

1時間で12分も節約することができます。

と言うことは一日… 

ものすごく捌くことができる。すると。

「ここはレジが早いからまた来よう」

となるのだろうか。それは謎。

あと、お客さんや店員さんがお金のやり取りで

間違うことがないのも大きな点。

責任は機械にあるのだから負担は少ない。

便利な会計がマシンは、今後さらに導入され

もっと簡略化されていくでしょうね。

すると、どんどん店員が少なくなっていく。

あと5年もすればレジに人は居なくなっているでしょうね。

便利なんだから寂しいんだか。

誰とも喋らない生活になってしまう。


イタリア人はこれに耐えられなくなるかも。

今後、誰かと話ができるサービスが

もっともっと増えるかもしれません。

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