副反応で痛むのに、財布を忘れて愉快なサザエさん

思わずスーパーで泣くかと思った。

昨日のブースター接種からちょうど24時間が経とうとしている。今朝の時点で、腕に痛みがあるだけで、今回は楽じゃん！と高を括っていた。
すると、ランチ営業中に、頭が痛いような…背中が凝ってるような…と感じ始めた。そうそう、半年前もこんな副反応だった。ロボットがサビサビになったように、身体を動かすだけで関節がギシギシ鳴る感じ。動き続けるといいが、動き始めが思い。ギヤを一速にして動き出し、MAX二速という具合。

今朝、夫が「コーヒーが無くなったから、買わないとね！」と言い出かけた。買い物は、ランチ営業の後、帰り道のスーパーで行う。今日は痛みが出るけど、明日どうなるか分からないし、今のうちしておこうと、ゆっくりながらも行った。少なめにカゴに詰めてレジへ。

前の人を待っている間に、
スーパーの会員証出さないと〜
アレッ？ …ない。

財布がない。


落としても盗まれてもない。

昨日出かけた鞄の中に入れたままだー

ガーン

レジのお兄さんに、ない！と言った。

「会員証のアプリにない? 」と言われたが、ないのは財布なの！と言うと。
「うーん、そしたら、取って戻ってきなよ！」と。

泣きそうになりながら、ちょっと考えるヮ…と立ち止まった。

どうするべきか。

① 無かったことに
商品をレジに置いて出て行く。でも、明日のコーヒーがない。あと、商品を戻してもらうのも申し訳ない。

② 何か変わりのもので払う
スマホにお財布機能が有れば払えたのに… 私のカードにはついていない。やっぱり作り替えるべきだ。バンカーに相談しよ

③ 近所に住む、夫の叔父に頼む。
そもそも、コーヒーは叔父が買ってくれていた。コーヒーを渡すという口実で、妹である義母に会いにくるのだ。義母がその一つを私たちにくれる。だが、叔父はここのところ体調が良くないということで、出かけてないらしい。コロナのこともあるし、こんな時に会いに行くのは失礼だな。

④ 直ぐさま取りに帰る
身体が痛かろうが、熱っぽかろうが、頭がボケーっとしようが、取りに帰って戻ってくる。

残された選択肢はコレしかない。

文字にすると長いが数秒考えて、兄さんに告げ、店を後にした。

すぐに夫にこの失態を伝えると、「僕が後で取りに行くょ！」と。優しい。
でも、今あなた仕事中でここから300キロも離れたところにいるんだから、さすがにピザは解凍されるヮ。と断り、痛む身体に鞭を打ち帰宅。

無心でスーパーへ向かった。

すると、冷凍や冷蔵商品は棚に戻されていた。手間をかけてしまった。自分で回収し、お兄さんに確認してもらった。

ちなみに買ったピザはらこちら。
マルゲリータの極薄。

パッケージがマットな質感でカッコいい。

ピザのジャケ買いしちゃった。


イタリアでは、レジの人とも気軽に話す。だから黙っていられず、「昨日、三回目のワクチン打って、身体に痛みが出てきてるところなの。こんな時に財布を忘れるだなんてぇ〜」と言うと、
レジの青年は、「そんな時に忘れるんだよねぇ」とフォローしてくれた。

最後に「親切にどうもありがとう！」とお礼を言った。
チップを渡せばよかった。でも、いつも現金を持っていない。「お兄さん、また来るょ！」って言ってもいつものことだからあまり意味がないし。今度、彼の分のチョコレートを買おうかな。余計なお世話？何目的と思われるかな？やっぱり現金が潔いよねぇ。
次の機会のために、忍ばせておくヮ。