見出し画像

【イタリア】ベラルーシ大使館に大型爆竹

イタリア・ローマにある日本国大使館から、頻繁にメールが送られてくる。
その内容は、主にデモやテロへの警戒についてや、催しやお知らせ、近年は新型コロナウイルスに関する情報を細かく発信している。
これにより、イタリア語が分からなくても、しっかり状況を把握することができるので助かっている。

今朝、こんなメールが届いた。

【注意喚起】在ローマのベラルーシ大使館に大型の爆竹が投げ込まれる事案の発生について

3月9日午前4時頃、在ローマのベラルーシ大使館に大型の爆竹が投げ込まれる事案が発生しました。現在のウクライナ情勢に関する何らかの意図をもったものである可能性もあります。今後も、同様、あるいは、より規模の大きな事案が発生するおそれがありますので、関係国の施設付近では、周りの状況に注意する等心がけてください。
 また、ウクライナ情勢に関する集会やデモが行われる場合には,不用意に近づかないようにしてください。

在イタリア日本国大使館より

このような事件が起きたようだ。
実際の映像がこちら。

二人の男が現れて、投げ込み逃げる姿が映っている。各所にある監視カメラなどから、犯人を捕まえるという。

映像から分かるように、住宅地の中にベラルーシ大使館はある。この地域では轟音に驚いただろうし、恐怖心を抱いた人も多くいただろう。戦争の影響はこんな近くにまでやってきている。


ウクライナでの惨事は、ニュースを見るたびに心が病む。一方でいつも通り暮らしていることに、少しの違和感もある。実際、ロシア軍の侵攻が始まって依頼、勤めているレストランの客足も遠のいている。悲しい出来事が起きているのに、外食する気分になれないのだろう。ニュースを見た直後は、毎回、複雑な気持ちになるからよく分かる。
だが、同じように質素に暮らすことは意味があるようでない。また、ガソリン代が高騰しているが、需要と供給を回していかないと、経済恐慌が起こってしまう。

これから、生活において物価が上昇していくだろう。「今のうちに」と、買い貯めして備えておく人もいるはずだ。そんなことをして意味があるのか、誰かの迷惑にならないのか、いや、やっておくべきなのかも…と、葛藤しわだかまりを抱きつつも、毎日コマを進めていくことしかできない。長引く戦いに、私たちの心境にも翳りができている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?