【イタリア】制服は紳士服ブランド 〜男性が鞄を持たない理由〜
転職し2日目にして制服を支給されるとのことで、
街中にある服屋へ試着に行きました。
始まったばかりで、長続きするかどうか分からない
外国人の私にさえも制服をくれるようです。
お店はレストランさ作業着の専門店ではなく、
ローマ発の紳士服ブランド。
DOPPELGÄNGER
ドッペルギャンガー
フォーマルかつエレガントで清楚な印象を与える服が揃っています。
夫がよく買うので入ったことはありましたが、
袖を通したことはありませんでした。
到着するとすでに店員さんが服を用意していて、
上下共に男性サイズの一番小さいものを試しました。
大きいけれど、こんなもんだよね…と
ほかの女性スタッフたちと同じものを支給されました。
働き出して2週間後にズボンが到着。
薄いブラウンのチノパンです。
鞄を持たない理由
ズボンを履いて気づきました。
男性がなぜ鞄を持たないのか。
ポケットが大きいんですね!
夫のズボンを洗濯してきたこの10年全く何も感じませんでした。
いざ履いてみると、手が思った以上に奥の方まで入る。
手を伸ばしてもまだ底につかない!
また、ポケットの中にミニポケットがあり、
小銭を入れるようになっているんですね。
女性ものはポケットの入り口にミニポケットがありますが、
小銭を入れても落ちそうだから使ったことがありませんでした。
前後4つの巨大ポケットは、財布、電話、鍵が
余裕で入るくらい。
紙とペンも忍ばせそうです。あと、夫が手元用メガネを
ポケットに入れる理由も分かりました。納得はしませんが。
急いでパンツ履いた?
一度、夫に言われたのが、
「パンツがくしゃくしゃになってるよ」と。
後ろのポケットが下着ラインのあたりでダマになっていたんです。
そうだ、さっきトイレに行って伸ばすのを忘れたッ
気づかず働いていたから無様だっただろうな。
と思いつつ、誰も見てないでしょ。
この時以来、ポケットを意識をするようになりました。
刺繍入り
そして1ヶ月が経った頃、水色のポロシャツが届きました。
こちらも接客スタッフはみんなお揃いです。
柄のないポロシャツでしたが、
右袖にレストランのロゴが入っています。
胸を張って仕事したくなります。
そして左の胸あたりには、なんと…
筆記体で私の名前が‼︎
「Etsuko」
刺繍が入っています‼︎
なんという喜び‼︎
私もレストランの一員なんだと心躍りました。
これが思った以上に嬉しくて、大切に着ています。
洗濯機なんかにゃ回せません。
手洗いですよ。
オシャレ着洗剤使うべきかな。
大切に使います。
そしてアイロンももちろん。
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