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【イタリア】バッグが欲しいのか?眺めていたいのか?

イタリアの16万人の田舎街の一等地とも言える場所に

アメリカのブランド「GUESS」は店を構えています。

数年前に建物の角に移転して来たので、

ショーウィンドウのディスプレイが2面になり、

購買意欲も2倍以上に掻き立てられています。

勝ち気な雰囲気


人はどんどん吸い込まれるように入り、

私と夫は、これまで入らなかったにも関わらず

足を踏み入れました。


入り口の様子

入って左側は、緑や黒でシックな秋物が並んでいます。

涼しくなってきたので、見るだけで寒さが恋しくなります。

ですが右側を見ると、-50% の文字が。

そうそう、目的は半額の夏物。

カゴの中に山盛りの服がありました。

でも、どれも売れ残りだと思われる奇抜なデザインか地味なもの。

毎晩パーティーに出かけるならいいけれど、普段には使えない。


アメリカの旦那さんと結婚した友だちは、

GUESS は若い子に人気だけど中年も着るとか。

それはイタリアも同じで、デザインによれば年齢層は問わない。

だけれども、日本で着るとなると「ギャルっぽい」という

服装に見られてしまうんだとか。

ぴったり身体の曲線が見え、露出も高いとそうなるらしい。

ボンやキュのない私は着こなせないだろう…

夫にアレコレ勧められても、絶対オバさんに見えるから

試着はおろか、鏡の前で合わせたくないと拒絶。


それより、あなたのTシャツを選ぼうよ!と切り替えました。

堂々と GUESS と書いたものは好きではないので、

さりげなく筆記体の刺繍が入ったものを選び試着。


その間にバッグコーナーへ。

ほとんどの値札が 60€ 前後!

夢のような空間!春色やシックなもから

スタンダードなものまでたくさんあり、

胸が高鳴ります。

 
でもよく見ると、大きすぎたり、幅がありすぎたり、
 
淡い色が合わせづらかったり、

ファッション音痴の身としてはハードルが高すぎる。

文句ばっかり並べて、いつセンスが向上すると思えない。


なのに、「半額だから買ってもいいかなぁ〜」

と衝動に駆られています。この気持ちは、

どこからやって来て、どこへ行くんでしょうか。

ちなみに、可愛いなぁと思ったのはこのバッグ。

30cmくらいの小さくて、カチッとしたタイプ。

そこに鋲がついていて汚れにくい。

この黄色しか残っていないのは、合わせにくいのかなぁ?

でも愛らしい小ささとデザインに惹かれるぅ〜


潤沢に資金があるならば買ってもいいですが、

バッグよりもリュックを探しているのに、気が散っている。

そもそも、

イタリアにいながらにして、アメリカブランドって…

イタリアのもの買いなさいよ。と思いますよね⁇

こんな気持ちがいつもどこかにあるんです。 

服を選ぶより、外の景色が美しいなぁと。



なんて、ジーッと考えていたら、夫から声がかかり、

幸いにも目覚めることができました。

そうそう、一番の目的は「夫のTシャツ」。

色褪せた服を何度も着るので、捨てる!とやけになっていました。

試着してよく思うのが、

若者の服は、オジさんには銅の部分が長すぎるなぁ〜と。

指摘しつつも、悪くはないので購入。

17,50€とかわいい値段なのでよし。

無事に新しいTシャツを買えました。


後々思ったけど、もしかしたら

バッグがたくさん並んでいることが好きなのかも。


Desigualのバッグコーナー

派手でガチャガチャしていて、

私には到底使いこなせないけれど、

見ていて気分が上がっている。

どれにしようかなぁ〜って。

かと言って、家にあるバッグを見せる収納にしても

こうはならないはず。

なんでこう思うんだろう。

世の中のバッグ好きは、

どうしているんですか⁇


追伸、

イタリアが世界に誇るモデル

Chiara Ferragni キアラ・フェッラーニ の

ミラノにある自宅のクローゼット。

いかがっすか。この量のバッグ。

これはテンションの上がるものとは違って、

もっとかっこよく並べたくなりますよね。

整理や収納目線で。

こんなにもはいらないけれど、あると面白いかも。


あっ。バッグに目覚めたかもしれない。

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