【イタリア】アスファルトの下に歴史が埋もれている
イタリアに訪れたことのある人は気づいたと思います。
「道路がガタガタ」。
どこへ行っても均等に平された日本とはちがい
凸凹のアスファルトに違和感どころか、
貧しさを感じた人は少なくないでしょう。
同じような道路整備工事をしていても、
イタリアの道路は数年も経つとすぐにガタガタになります。
耐久期間が短いことで修繕率を上げることが目的なのかと
疑いの目で見てしまうこともあります。
街を歩いていると、アスファルトが剥がれているところが
あちらこちらにあります。
普段から自転車を利用するので、
なるべく平らなところを走るために
このようなデコボコは避けて通ります。
ですが、この凹んだ部分をよく見てみると、
剥がれたその下には土ではなく、
歴史が埋まっているのです。
どういうことかと思いますよね。
誰かの手で作られたかつての道路を見ることができるんです。
では実際にご覧いただきましょう。
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アスファルトの下には石畳が眠っています。
おそらく戦前に敷かれた物だと考えられます。
車と馬が走っていた時代です。
土よりも丈夫な石が使われていたようです。
ある通りでは、アスファルトが少しずつ波打ち、
下にある石畳の形が現れる場所も。
あの道もこの通りも実は石畳だったんだと
剥がれた道路を見ながら浪漫を感じることができます。
これは前向きに捉えたイタリアの楽しみ方の一つです。
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