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【イタリア】夕陽コレクション 太陽が海に沈む瞬間

勤務しているレストランは、海の前にあります。
正しくは、道を挟んだところです。

毎日出勤するたびに見える海は、
空気が澄んだ日もあれば、曇りでどんよりな日も。

どんな天気であれ、海は私を深呼吸させます。


夕暮れから夜の営業を担当しています。
日の入りの時間帯にたくさんの人が訪れるのですが、

どうしても太陽が海へ沈む光景は必ず見たい。
わざわざ手を止めて、外へ出て、みんなに
「まもなく沈んじゃうょ!」とか
「今日は雲ひとつなくて綺麗だよ!」と
声を掛け合って見ています。

ちなみにイタリア語で日没のことを
「tramonto: トラモント」と言います。

日に日に太陽の位置が南方へずれ、
日の入りが早くなっているのを感じます。

ちなみに今日の日の入りは18時39分。
日本の実家と比べると1時間遅くなります。


当店は18:30に、みんな揃って夕飯を食べます。
みんな作業を止めて食事するのが決まり。
日没時間はちょうど、食後のまったりタイム。
エスプレッソコーヒーを飲みながら眺めています。


では、これまでに取った夕陽を紹介しましょう。


まるで太陽が海に浸かるように沈む日
右側にいるのが当店のシェフ。
みんなで写真を撮りました。


この日もまん丸太陽。


空気が澄んでいる日は、最後まで眩しいと知りました。

徐々に沈む位置が南側へ移って行くのが、
木々の合間から分かります。

あっ、太陽がもう沈んでしまった!
厨房の中から落胆して外を見る。
スタッフのリサが目をかいている…

徐々に右側へ行くと、木々の間、バス停の裏、ポールと障害物が…
撮影場所を考えると、良いところがなく、
店内のカウンター越しのドアの間というところで
なんとか撮れました。
なぜか丸く見えています。

ちなみに、夕陽はハレーションを起こすので、
露出を最大限下げることでこのように撮れます。


50人の予約が入ったある日の夜。
全員で準備していたら、日没後でした。
ですが、紫色になる空も美しいもんですね。



今日から天気は下り坂。
日中の夏らしい晴れた空はもう終わり、
空に霞が出てきました。
夕陽も海に沈まず雲の間に消えて行きます。
さて、今日はどんな tramonto になるのか…

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