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きもの屋であること

わたしがお客様だったら、

まず、ふだんきものを着ているひとに、きものの相談をしたい、

感覚の合わないものを売り込まれるよりも、

お手入れのことや着付けのことがわかってるひとと、きものが好きな気持ちで共感したい、

売り出しのダイレクトメールが届いて、営業電話がかかってくるお店よりも、

魅力的なイベントがあって、たのしい雰囲気のお店に自分のタイミングで通いたい、

なにも買わなくても気分よく出られるお店には、また、行きたい、

自分がお客様だったら、、、

と、考えて、日々、お店を運営しています。



と、あるところに掲げていたのですが、

今は訳あって下げております。

しかし、志は変わりません。


「わたしたちはきもの屋です。」

日々、きもの屋であることを説いてくれた人を失いました。

しかし、あなたの思いは消しません。

ぜんぶを知っていたわけではないし、今も、とてもかなしいけれど。


そんなことを思う晩夏。


わたしは前に行くぜ。

またね。


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