猫と一緒に考える災害対策 -準備編-
こんにちは、ワイです。
1月17日といえば、忘れもしない阪神大震災があったあの日。
起きたら世界が崩壊してしまったんじゃないかとも思える衝撃的なニュースの映像を鮮明に覚えてます。
日本人はあの災害から色々なことを学んで、災害に対する意識も強くなったんじゃないかと思っています。
そんな中で、猫と2人で暮らしていた私にとって、災害というのは常に考えなければいけない大きなテーマのでした。
今回は、その猫と暮らす人間にとっての災害対策を、 <準備編>と<実践編>と、二部構成でお届けします。
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猫、特に老猫がいる中での災害対策って、どんなことをしたらいいのかというのは、 色々課題があると思います。
ですが今はいい時代になりましてな。ペット用の防災セットというものが、色々出回ってます。
というかここに全部書いてあるやん…w
良い子はこれを読んでください↓↓
私も、どこで買ったのか覚えてないんですが、ペット用の防災セット買って、 それを基準にして、ほかに必要になるものを足していった覚えがあります。
んで、大体そのペット用の防災セットというのは、 ちっちゃい簡易トイレや水飲み用の折りたたみのコップ、ペットシーツが数枚…など、そんな基本的なものが入ってて、あとは、防災セットもグレードによって中身が変わってくるってタイプでしたな。
大体基本セットは小1万ぐらいだったような覚えがあるんだが、当然それよりも値段が低ければ入ってるものは少なくなるし、
もっとグレードが高くて、1万2000円や1万5000円のちょっと高額なものになると、もっと災害に応用的に対応できるようなものが入ってたりします。
(ついでにだいたいが一匹用です。)
実際に買ったものでなくて申し訳ないんですが…
適当に松竹梅的にグレード別でリンク貼っておきます。
マジでピンキリなんですが、高くても自分ちの子に必要でないものばっか入ってても仕方ないので、大まかにこれがあればよさそうだな、あとはこれを足せばいいなってのを事前に考えてから買うことをお勧めします。
で、こんな災害対策を考える人というのは、基本的には防災に対しての意識がちょっと人より高めの人だと思うので、 恐らくそういう人は、人間用の防災バッグもちゃんと用意してるでしょう。
私もへちま(猫の名前ね。)用の防災セットは、120%気合を入れて準備してたんですが、人間用の自分の防災バッグは、どうせ助かって避難所にでも行けりゃなんとかなるだろうと思ってたんで正直そんなに真剣には考えてませんでした。
一応あるにはあるですが、中身も多分もう賞味期限切れだし、 電池も液漏れしまくってるような感じなんで、今も全然見直してません。
ただ、それに関しては一応は理由がありまして…
人間用の防災バッグのせいでペット用の防災バッグが持てないのであれば、意味がないので、 自分のものは最悪スマホだけありゃいい。
猫と猫用の防災セットさえあれば、ぶっちゃけ私はなんとかなるんでいいかなって思ってたからです。
一番大事なのは、へちまの命で、自分よりへちまと、へちまにまつわるすべてが大事というのを大前提として、 それが自分の命を守りたいが故に本末転倒にならないようにだけは一応気を付けていました。
(それについては、いろんな意見があると思うので人それぞれの考え方にはなるかと思います。)
話を戻して…購入した猫用の防災セットを基準として、プラスアルファで足りないものを補足していくという流れで、 私が普段どんなものを用意してたかというのを改めてご説明したいと思います。
その1)ペット用の水(大・小)
アース・バイオケミカル アース ペットの天然水Vウォーター500ml [24個入り]
アース・ペット ペットの天然水Vウォーター500ml(バラ売り)
人間用のミネラルウォーターというのは、猫には良くないミネラル成分が入ってるので、そういったものを除いた「ペット用のミネラルウォーター」なるものが売っております。
やっぱ水がないと、生きていけないからね。水は絶対必要なんだよね。
特に災害時には水はとにかくたくさん用意をしておかなければいけないんですよ。
ただ、飼ってる猫ちゃんの大きさ・数とか、住んでる地域とかにもよって、どれぐらい水が必要になるのかってのは変わってくるので、自分の場合は、2リットルのペットボトルと500ミリのペットボトルのものをそれぞれ数本ずつ用意していました。
2リットルのほうは大容量で、値段も安いというメリットがあるんだが、やっぱりその分水を早めに使い切らないと痛んでしまうからね、そういったことを見越して、2リットルと500ミリ、両方のペットボトルを用意してました。
最悪の最悪は、我々の人間の水も、そのペット用の水をちょっと恵んでもらえばいい話なので、ペット用の水を多く用意しておく分には全く問題がない。
人間の水なんかぶっちゃけ用意しなくても、ペット用の水さえちゃんと用意しておけば、まぁなんとかなるだろうと思って、水は多めに用意していました。
その2)おりたたみ(ポータブル)トイレ
これは、防災セットの中にも入ってることが多いと思われる折りたたみ式の猫用トイレ。
猫砂を持ってくってわけにもいかないと思いますし、普段使ってる猫砂入りのトイレって、ずっしり砂が詰まってると思うので、そういうもの持って非難するぞというのはなかなか難しいと思います。
現実的なのはこういった折りたたみ式の携帯トイレにペットシーツを組み合わせて使うってことでしょう。
できれば大きいものの方がいいね。非常時にはブランケットを敷けばベッドにもなる。
もちろんこれも猫ちゃんのサイズに合わせてね。
その3)ペットシーツ
さっきも出てきたシート、これはペットシーツですね。
このペットシーツは、ペット用棒材セットには大体4、5シートぐらいしか折りたたまれて入ってないんですが、正直言ってペットシーツってそんなにもう重くないし、いろんな用途に使えるのであればあるだけ困らんし、ペットシーツに関しては、防災用としてレギュラーサイズを1パックまるまる置いといてもいいような気がします。
その4)ビニール袋
あとは、忘れちゃいけないビニール袋。
吐いてしまったりおしっこをした後のペットシーツなんかを縛って捨てられるようにね。
自分ちのゴミ箱に捨てられるとも限らないので、きちんとそういったゴミが処理できるように、 これもしっかり用意しておきましょう。
その5)ペット用オムツ
状況によっては、猫を狭いところにずっと閉じ込めて、おかなきゃいけないこともあるかもしれないので、用意だけでもしておいた方がいいかなと思いました。
実際に私の家では、へちまはオムツは着けてなかったので、あんまり参考にはならないかもしれないですが、 今はマナーウェアというすごく素敵なものがありますので、そういうのを、緊急用として用意しておきましょう。
↑のリンクはSサイズだけど、事前にサイズも測っておこうね。
その6)吸水性のあるモコモコのタオル(猫&飼い主のにおい付きで普段使ってるもの)
普段、猫ちゃん自身と我々飼い主の匂いがついた厚手のモコモコタオルがあった方がいいでしょう。
「ブランケット」てのも考えたんだけど、タオルなら吸水も保温も兼ねるから荷物が減らせるし、やっぱり老猫には寒さは大敵なので、あったかいもこもこ素材の大きめのタオルを用意しておくというのは、大事だと思います。
(※ちなみに↑にリンクのタオルはめっちゃ暖かいです。今は私が毛布の足しに使ってるレベル。すぐ乾くし。)
その7)抱っこ袋
これも何度も紹介してるんですが、状況によっては抱っこしながら移動しなきゃいけないとかもあるかもしれないし、寒そうにしてたら抱っこしてあたためてあげるとこもできるので抱っこ袋も用意しておきましょう。
ただし、何度も言ってるけど首にかけるタイプは我々の首が死ぬのでちゃんと肩で支えるタイプのじゃないとダメよ。
その8)おりたたみ(ポータブル)ケージ
いわゆる折りたたみ式の携帯ケージみたいなやつですかね。これもペット用防災グッズの中に入ってることが多いです。
これに関しては、後述するキャリーバックともちょっと関係があるんですが、探せば結構いろいろな種類があります。折りたたみ式の広めのやつ。
いくら猫が大事だとはいえ、避難所に行く必要があったときに、猫が嫌いとかアレルギーの人にはどうしても配慮しなきゃいけないんですよね。
その9)ごはん(高カロリー・高栄養・総合栄養食)
いわゆる人間の防災で言う“ローリングストック方式”というのを取った方がいいんじゃないかと思います。
用意するご飯は小分けのカリカリとあとはウエッティを多めに。
ちょっと多めに1日3食と考えて、欲を言えば2週間、少なくとも10日分ぐらいは必要かな。
我々は避難所でどうにかなるかもしれないが、犬猫の場合はさ、避難所の人たちが犬猫のご飯を用意してくれるかって言ったらなんとも言えないじゃん。
最低ラインの栄養は取れるように、カリカリでも ウエッティでも、必ず「総合栄養食」というものを選びましょう。「副食」はおやつだからダメよ。
高カロリーのものでもよいね。ちゅーるもいいでしょう。
その辺を詳しく知りたい人は、過去のnoteを読んでくだされ。
10)寒さ対策グッズ(カイロや湯たんぽ、服)
忘れがちですがカイロ・湯たんぽも大事です。
老猫ちゃんたちに寒さは厳しいので、特に停電時にも使用できる湯たんぽは用意しておきましょう。
最近Twitterで、病気や高齢で体温調整が難しい子がいるってのを知りましてね。
そのために暖かい服も用意しておきましょう。ちゃんとサイズを測ってね。
11)暑さ対策グッズ
暑さ対策グッズも忘れずに。
あの~…名前がわからんのだが、手でぶん殴ると急激に冷たくなるやつ…わかるかな?
使いきりの…保冷剤…とはちょっと違うか…
ああいうのはいくつか持っていた方がいいと思います。
あと、普段から固まらない氷枕みたいなのも冷凍庫に入れておくといいよ。
接触冷感の、電気を使わないひんやりマットなんかもあるといいね。
というか今調べたら「犬用アイスノン」てあるんだな・・・
12)キャリーバッグ
これは重要。
キャリーバックは、私は普段から数種類使い回してました。
災害対策という意味で、必ず用意しなければいけないなと思っているのは、硬いタイプのキャリーバッグです。
実際のところ、私が普段愛用していたのは、柔らかいタイプのキャリーバッグだったんですが、硬いタイプってやっぱ衝撃に強いじゃん。
もし、万が一、地震とかがあっても、柔らかい素材でできてるキャリーバックだと、キャリーバックごと押しつぶされちゃうけど、 硬い素材でできてるものであれば、少なくとも猫たちを外壁から守ってくれるからね。
今はいい素材でしっかりしてるものが安く売ってますので、猫がストレスを感じないような、広々空間のものを用意してあげましょう。
もう1つは、さっきの折りたたみケージにもちょっと通じるところがあるんですが、(私は残念ながら?幸いにも?使わなくて、フォロワーさんにあげちゃったんですが)
キャリーバッグも折りたたみ式で、スペースめちゃくちゃ増やせるタイプってのがあります。
避難所とかで、どうしても猫を狭いところに、入れとかなきゃいけないとかという時に、少しでも広い方が猫もストレスが少なくなると思いますので、 めちゃくちゃ広がるタイプを選んでください。おすすめをAmazonに貼っておきます↓↓
13)その他細かいもの、まとめて
・ハーネス
→避難所で猫が突然逃げ出したりする可能性もあるので、きちんとサイズを測って猫用のハーネスを用意しておきましょう。
・つめきり
→深爪しないようにストッパー付きのものがおすすめ。
深爪して血が出てそこから感染症になるリスクもあるから慎重に。
・シャンプーシート
→無香料のものがいいでしょう。
・歯磨きシート
・ブラシ(コーム)
→万が一ほかの猫ちゃんからノミをもらってしまった時のために、コームタイプのものがいいでしょう。
・消臭スプレー
→きえーるはいろんなフォロワーさんにおすすめされたもの。
・余裕があればおもちゃ
・はぐれてしまった時のための写真(全身とアップ)現像したもの。
14)飲み薬
最後これが1番重要だよね。普段飲んでる薬です。
これね、マジで忘れがちなんだが、もう1ヶ月分丸々余分にもらうぐらいの勢いでもいいぐらい。
どんなに少なくとも2週間はもらってほしい。
病院にお願いをして「災害用のバッグに入れておきたいので、このお薬を●週間分まとめて出してもらえますかか?」って言って。ダメという人いないから。
薬ってへちまみたいに甲状腺機能亢進症の治療をしてる子なんかは、 薬の量が毎週増減したり調整をしていくので、難しいっちゃ難しいんですが、 薬がないよりマシなんでね。
命をつなぐための薬なので、とにかく薬は多めにもらってください。
はっきり言って、じゃあ、猫の災害対策で何が一番大事か?言ったら、この薬を用意しておくってことだと思います。
薬がないと生きていけない子っていっぱいいるので、そういった子たちのために、災害対策として余分な薬を用意しておくということは、ぜひ、今からでもできることなので、やってみてください。
次回のnoteでは、 実際に私がへちまと一緒に災害対策として、普段から気を付けていたことを
実践編(というよりは対策編)としてお話していきたいと思います。
それでは、また✋
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