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資本主義経済を使いこなす―投資テクニック論じゃなくて資本主義経済の仕組みを自分に活かす10項目

そもそも経済とは、物々交換から始まりその歴史の中で物を交換する価値の担保や尺度としてお金が発明されました。 ヒトは便利さをお金で買ってると言っても過言ではありません。しかしこの直近5年ネットやSNSの普及でそれがガラリと変わってしまったように感じます。

「お金で交換できる経済」
「お金だけで交換しない経済」の2つの経済圏。この2つの狭間で、もがき苦しんでいる若い世代を見ることが増えました。だから9本書いてきました。

主語を大きくせず、経済を読み解こうとすると、社会学っぽくなってしまい、なかなか本質を語りきれません。しかし「資本主義経済」は所詮システムです。されどそのシステムの奴隷になるのではなく、使いこなす方法は無いのでしょうか。

池松潤/Jun Ikematsu
スタートアップCEOの壁打ち相手/コミュニケーションデザイン/事業計画/エクイティストーリー/エンタープライズ営業コンテンツ/マーケティングなど。慶応義塾大学卒/大手広告代理店を経てスタートアップの若手と世代間常識を埋める現役57歳。ときどき婦人公論に雑誌コラムなど。 ⇒ https://lit.link/junikematsu



そもそも投資テクニック論じゃなくて資本主義経済の仕組みを理解して生活に活かす


そもそも金融教育の本質は、資産運用のテクニック論ではなく、資本主義経済の仕組みを理解し、それを仕事や生活に活かすことです。日々の自分のシゴトを通じて、現代社会の仕組みを知ることで、人間そのものを理解して、資本主義の仕組みを使いこなすことが重要だと思います。

しかし、マネーゲームの手先になる話しが多くて、辟易としている方も多いのではないでしょうか。どれだけ賢そうに話していても、それは所詮「儲けたい(自分中心)」の世界が広がっているだけなのですから。それは単なる我欲なのではないでしょうか。なにがしかヒトの役に立つからこの世に存在できるわけで、我欲中心で幸せになれるとは到底思えないのです。


資本主義経済を使いこなす10項目

日々の生活で「お金 ≒ 経済」を使いこなす要素は10項目あります。これらを組み合わせて「幸せ」を実現するためには、金融リテラシーがあったほうがいい。だから「金融教育」なのですが、そもそも「資本主義経済とは何か?」が欠けていると「金の亡者 ≒ 資本主義システムの奴隷」になってしまいます。しかし学校では「資本主義経済そのもの」を教えてくれません。

マネーゲームに踊らされる状態は、SNSの奴隷になるのと似ています。どちらも仕組み(システム)でありツールなのですが、そもそも使いこなすのが重要であるにも関わらず、何も考えずに使っていると、いつの間にかその仕組の奴隷になってしまいます。使いこなす意志が無いと、マネーゲームに踊らされて自分の視点や人生さえも失いかねません。


景気の歴史・経緯を知る

資本主義経済とは「経済(景気)」。ではその近世史や経緯を知ると、いま何でこうなってるか?を知ることができます。「実質GDP成長率の推移」に「ニュース・トピックス」を重ねると「あのときは、ああだったな」がわかります。資本主義は目に見えません。過去の経緯(近世史)の手触り感を高めなければ、その全体感覚(相場観)を掴むことはできないでしょう。

景気は波のように押したり引いたりして時代を作ります。景気が良くなったとき、悪くなったとき、低迷し続けた理由を知ることで、全体観(相場観)を養うことができるのではないでしょうか。


「株価」を知る

資本主義経済とは「企業」の活動です。企業にはいくつも種類がありますが、特に株式会社が経済活動の主役であることは間違いありません。なので株式会社の血流を支える「株価」と「株主」を知ることが、資本主義経済を理解する最初の一歩になります。

あなたが雇われサラリーマンだとしても、株を持つことで会社のオーナー権の手触り感を得ることができます。従業員では知ることのない情報も知ることができます。生臭い事を話すと、もしあなたのクライアントやその社長のことをもっと知ろうと思うのであれば、その会社の株を買うと、ググっても出てこない「へぇ。なるほど」という情報が得られます。つまり従属からの脱却の手っ取り早い方法が、株を持つことと言っても過言ではありません。従業員の視点以外を得ることができます。だから「株価」と「株主」の仕組みを知ることが重要になります。


資本主義経済と自分の距離感をはかる

たとえば、あなたが「私にとっての資本主義経済」を取材されたとしましょう。それをGPT4oに聞いてみてはいかがでしょうか。壁打ち相手にGPT4oを使うと自分では見落としていた「何か」に気がつけるかもしれません。

例)
私にとって資本主義経済は、単なる経済システムを超え、自己実現と社会貢献の舞台として位置づけられるのではないだろうか。資本主義経済とは個々の努力と創意工夫が報われる場であり、同時に社会全体の幸福と持続可能な発展を追求するための挑戦の場でもある。これらの問題に対する解決策を探る探求心が企画力や小説などのアウトプットに息づいていると思う。この複雑で多面的な経済システムとの対話を続ける中で、常に進化し続けるのが「生きがい」を得ることであり、「幸せ」を感じるきっかけになるのではないだろうか。


「わたしの資本主義経済」を考える

「わたしにとっての資本主義経済」を考えることは、資本主義経済の基本原則を理解して、自分の生活や仕事に活かすこと。それによって自分の「幸せ」をデザインすることができます。

資産運用、教育、社会的責任、テクノロジー活用などいろんな要素がありますが、前述の10項目をバランスよく取り入れて、自分自身の経済的な安定と成長を目指すことが大事ではないでしょうか。そこでは、個人の利益だけでなくて、共同社会全体のことを配慮することで、自分にとっての持続可能な経済活動の手触り感が増すのではないかと思うのです。

答えは常に変わります。正解などありません。短絡的な直線的な思考様式ではなく、「わたしにとっての資本主義経済」を考えて、アウトプットし続けることは、個人と企業に求められる能力ではないかと思うのです。

あなたにとっての「資本主義経済」とはなにか?この答えのない「問い」にこそ「資本主義経済」そのものが詰め込まれている気がしてなりません。だって「資本主義経済」とは欲望も理想も持ち合わせた「ヒトそのもの」なのですから。


まとめ

資本主義経済システムを使いこなす10項目

1:学ぶ:経済の仕組みや投資方法を理解し社会への知識を深める
2:応援する:企業やプロジェクトを支援しその成長を見守る
3:増やす:資産を運用して増やす
4:貯める:将来のために資金を蓄える
5:やりくりする:限られた資源を有効に使い、やりくりする
6:支払う:商品やサービスに対する対価を支払う
7:借りる:必要なときに資金を借りる
8:備える:将来リスクに備えて保険や貯蓄をする
9:寄付する:社会貢献のために寄付する
10:貸す:資金を貸しそのリターンもらう

注1※これらの全体像を把握して「相場観」を持つ
注2※資本主義経済システムに踊らされるのではなく使いこなせるように民度を高める
注3※資本主義経経済を、自分の視点に置き換えて説明できるようにする

#わたしの資本主義経済
#note

あなたの思う「#わたしの資本主義経済」を読めたら嬉しいです。
お待ちしています。
ではまたnoteでお会いしましょう




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