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情報アウトプットを5つの視点でみる東京と地方の違い・港区で生きてると分らない「東京は別の国」

私は福岡移住して6年になりますが、活発に都市を移動しています。福岡⇆東京はLCCを活用すれば往復1万5千円です。福岡⇆大阪・新幹線バリ得こだま往復が1万5千2百円である事を考えると移動費とは、距離で決まるのではなく、競合・便数・人口・都市GDPに左右される事がわかります。飛行機の燃費も自動車のように燃費は日々向上しています。

移動していると見えてくるのは「情報発信力」の違いです。地方ほど商圏を広げるための「情報発信力」(集客・PR・人材募集に効く)が大事だと思うのですが、そのスキル差は東京と拡大の一途だと感じます。そこで、もうすぐ来年はオリンピックですが、東京・港区で生きてると分らない「東京は別の国」を書き残して置きたくなりました。

東京と地方を比較する事で理解できる「情報アウトプット」のリアルをシェアできれば嬉しいです。そして、私が何故「地方で情報アウトプットの仕方」ワークショップを繰り返すのか少しでも伝われば幸いです。

池松潤(いけまつじゅん)
福岡移住⇔東京。小説家・マーケティング・コンサルティング。慶応義塾大学卒業後、大手広告会社員時代に雑誌コラム連載・ビジネス書を執筆、国内5万部・海外版等。note非公式オフ会@福岡meetup/アウトプットLABを主催。サイボウズ式第2編集部所属。昨年からトークイベント・ワークショップ活動を東京・関西・福岡など全国で活発に行っている。地方と都会のSNS・コミュニティの温度差についても詳しい。※登壇・イベント情報は⇒コチラ

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東京の港区で生きていると、地方との違いなど気にする事があるでしょうか。まずはその違いを1「所得」・2「交通利便」・3「検索」でデータ比較して見ましょう。


1▼所得の違い

各市町村区で年間所得の違いをランキングして見ると、1 位の東京都港区 11,151,998 円と、最下位・1741 位の熊本県球磨村 1,970,095 円は、約5.6倍違います。 「円」がひとつのレートで取引されている事が異常なのではないか?とさえ思えてきます。所得の違いは、全てに影響を及ぼすと思います。

全国市区町村1741の市区町村の所得・年収データをランキング

東京都港区 11,151,998 円 1 位
東京都千代田区 9,447,612 円 2 位
北海道猿払村 8,137,340 円 3 位(※)
東京都渋谷区 8,012,969 円 4 位
東京都中央区 6,346,344 円 5 位



沖縄県本部町 2,079,851 円 1737 位
秋田県藤里町 2,070,515 円 1738 位
沖縄県今帰仁村 2,041,071 円 1739 位
北海道上砂川町 2,024,167 円 1740 位
熊本県球磨村 1,970,095 円 1741 位

※3位・猿払村(さるふつむら)は、人口2,769人・北海道宗谷地方北部に位置する日本最大のホタテ水揚げ地。海外輸出など近年所得が伸長。

市区町村別の平均年収ランキング 総務省平成29年度(2019年2月現在)より


2▼1時間で到達できるエリア面積の違い

1時間以内に到達できるエリアでもっとも面積が広いのは東京です。1時間の移動で到達できる面積も大きいし、人口密集しているので「会える人の数も多い」のがわかります。情報の行き交う量がそもそも違うのは、1時間以内に会える人の数の違いから生じているのではないでしょうか。会って話す「情報量」は、文字だけのコミュニケーションとは比較にならないほど情報量が多いので、情報の行き交う量がさらに増えるというスパイラルが起きていると思います。これは「情報は金利に似ている」とでも言い例えられるかもしれません。情報の行き交う量が少ない地方は、さらに情報が行き交わないという状況が生まれているのかもしれません。

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3▼ヤフー検索数の違い

ヤフーの47都道府県別の検索数調査で、検索を使っているのはダントツに東京だけです。「東京は別の国」と言われる所以です。地方ではリアルなつながりだけで生きているライフスタイルの人が殆どです。東京以外の地方はそういう人たちで成り立っています。つまりリアルで出会う「限られた商圏」で生きていると言い換える事もできるかもしれません。

東京で仕事をしていると認識できませんが、スマホやネットを駆使している人は、日本全体で見ると超マイノリティです。大半の人はネットは利用しても使うのはEメールとLINEとソーシャルゲームくらいで、日常的に検索すら使わない人が沢山います。これが「情報アウトプット」に対しての実感値に影響を及ぼしている理由だと思います。

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「Yahoo! JAPANビッグデータレポート」より


「情報アウトプット」を支える基礎的な条件である「所得」「交通利便」「検索」でこれだけの違いがあります。私自身、福岡と東京や関西を行き来していて、各地域で「note+Twitterの使い方」を説明するのは難しいなぁと感じてました。何から何まで違うからです。これを「情報感度の違い」と一括りにするには「解像度が足りない」なと気が付きました。

考察していると、「情報感度の違い」はドンドン大きくなっていて、若い人達に悪影響が残る気がしています。「情報アウトプット」する事さえも知らずに社会人になり、それが所得の違いに繋がるのではないかという懸念です。

実際に、個人の市場価値を高める「情報アウトプット」に関しては、誰も教えてくれません。学校ではSNSが禁止され、就職先でも使い方を教わる事も無く30代・40代になる人口はどれだけいるのでしょうか?専門学校や、大学や、グロービスのようなビジネス・スクールに「情報アウトプット」の具体的なアドバイスをしてくれるコースはありません。この事態を5年後・10年後に「誰も教えてくれなかったから」で済まされるでしょうか。想像するに難くありません。これが所得どころか「あらゆる判断の為の情報」に格差が生まれると推測しています。

「情報アウトプット」はスキルなので、ハードの様になかなか視覚化できません。スマホ画面上が「GAFAの植民地化」したように、これは目に見えない事ないのです。「情報アウトプット力」はそのスキル差が大きくなって、気が付いてからでは、手の施しようも無い状態にならないように気をつけたいものです。

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嫉妬やコンプレックスは、他人と比較する事から始まります。その感情は根深いものを残すでしょう。これは、個人ではどうしようもない現実です。そして情報発信しなければ、有益な情報は入ってきません。本当に有益な情報は金銭では買えません。希少性の高い有益な情報ほど物々交換だと思うからです。

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4▼「個人の市場価値感」への違い

東京を離れると、個人の競争環境(社会構造)がそもそも違う事に気が付きます。人口が増大している都会と、労働人口が減少しつづけている地方では、「競争する」状態が違いすぎるからです。競争とは「椅子取りゲーム」のようなものです。「自分が競争に敗れてポジションを追われて評価に差がついて結果として給与に違いが出る」という日々の戦いが緊迫しているか?の違いだと思います。

それから、良しとする価値観が違います(文化)。実はこの地域差が「情報アウトプット」観へ影響を及ぼしていると感じます。そしてDATA化が難しい点です。情報発信の意味が微妙に変わるのは、この文化の違いが商習慣の違いに影響を及ぼしているのだと感じています。まだ数値化までには及びませんが、この点のノウハウを図解化・数値化してアップデートしていきたいと思います。

ちなみに「個人の競争環境」が違うと、ビジネス書籍の売れかた(スピード)が違ってきます。東京には本社が多く「知の競争力」が問われる職種が多くあるので(マーケティング職・広義のデザイン職など)ビジネス書は発売日に買う人が沢山います。地方の場合は東京より遅れて売上が伸びてきます。それは「そのビジネス書が仕事に何の意味を持つのか?」翻訳が必要になっているからです。「知識へのニーズ」がそもそも違うとも言えるかもしれません。これは「入れ子構造」のように、所得とも密接に繋がっていると思います。所得に限りがあれば、ビジネス書の購入数にも限りがあるからです。

これらが多様に組み合わさって、東京と地方の「情報アウトプット」観の違いが生じているのだと痛感しています。



5▼「SNS利用」と「地方ヒエラルキー」の関係性

「SNS利用」は、地方ヒエラルキー(学閥・所属組織)との相関性が高いように感じます。

たとえば地方で、利便性の高く人が集まる駅前などで「場所を借りる」「売場を作る」、新聞に「記事に載せる」事は、簡単ではありません。「有力者に嫌われると選択手段が無くなる」とか「暗黙の了解・合意」が無ければ、立ち行かなくなる事は多々あります。そのような場所(ボトルネック)は「利権」とも言えるので、誰もが簡単に調達する事が出来ません。供給側の優越的特権になっています。

このように、くびれた場所「ボトルネック」に力が生じる状態は「独占にパワーがある」状況とも言えます。そして、その状況は「有力者にとってSNSは不都合」である場合が多いものです。何故ならば、SNSは「誰もが情報発信可能」な「情報の民主化」なので、本質的に「独占」と相いれないのだと思います。

そうすると地方有力者は「SNS界隈で起きている事は辺境の出来事」として相手にしない(無視する)事で「経済圏」から排除するようになります。つまり「オレは聞いてない」(認めない)と言えば、認めずに済むからです。

「地域ヒエラルキー」(スクール・カーストの様に地方カーストとも言えるかもしれない)の有力者が、もし内向きな思考の場合は、SNSは不要なツールだと言えるかもしれません。外向きに考えている場合は、SNSは大切な「飛び道具」として認識されるでしょう。

では視点を変えて、新市民(転勤・Uターン・移住者)に目を向けると、検索情報やSNS情報は大事なツールでしょう。それは地元の有益な口コミ情報はネットで探すしか入手するルートが無いからです。

この状況を言い換えると、SNSよりLINEで情報交換が足りるのは、地元に中学・高校の友人が沢山いて情報ネットワークが既に構築されている場合ではないでしょうか。有益な情報は表立った情報というよりも「噂」として流通するからかもしれません。もう少し言い足すと「情報のマッチング」より「人的なコネクション」の方が希少価値があるのだと思います。

このような情報流通の偏在は東京でも生じますが、1300万人の殆どが地方出身者なので「コネクション」より「マッチング」需要が旺盛なのだと思います。あらゆる情報が行き交う東京は、やはり別の国なのだと感じるのは、この人口構造が大きいのだと思います。

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これからも、地方と都会のSNS・コミュニティの温度差についてアップデートしていきます。「情報アウトプット」地域差を体系的に解説するスキルが大事だと感じています。データと非データの両面で、東京と地方を比較する事で理解できる「情報アウトプット」のリアルをシェアできれば嬉しいです。

これからも、地方にとって大事な、商圏を広げるための「情報発信力」集客・PR・人材募集に効く))をシェアしていきたいと思います。

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福岡移住⇄東京・アウトプットLAB主催・サイボウズ式第2編集部所属。自転車ロードバイク/マーケティング/コミュニティ/小説/「一般noteユーザーが集めるnoteマガジン」pikker ※登壇・主催 ⇒ https://profiee.com/i/jun_ikematsu
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