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【20190829】ヤマシタトモコ『違国日記』がおもしろい

 読み始めるの遅かったー!でも4巻まで一気に読めたのは幸せでした。ここからまた首を長く続刊を待つ日々のはじまりです。

 ヤマシタトモコさんはおしゃれな絵柄がすてきで、昔から好きな漫画家さんなのですが、最近はぜんぜん追いかけれてなかった。私のおすすめは青春モノ一択で、『BUTTER!!!』。高校の社交ダンス部を舞台に、はじめてのダンスに挑戦しながら、人との関わりとか自分のあり方とかを模索する高校生たちの物語、ちょっと恋愛あり。

『違国日記』は15歳高校生と30代半ばの作家がそれぞれ主人公。姪と叔母の関係なんだけど、身内として同じ環境を共有してるのに、見え方も感じ方もぜんぜん違うんだよーーっていうのが、ストーリーを追いながらしみじみ体感できてちょっと苦しい。人は誰でも他人同士、見え方・感じ方が違って当たり前なんだけど、距離感が近くなると、なんとなく共有できるものが多い錯覚起こしたりするじゃないですか。そういうのを、上手に描いてくれてるというか。でも、それぞれの視点で大事にしてるものがあって、相手のことわからないなりにわかろうと歩み寄ろうとして、という過程を、内面も行動もすごく丁寧に描いてくれるんです。だから、苦しいけど救われる。4巻の終わりでちゃんと恋愛要素もエンジンかかって来て、ぬわーん次が待てないよぅー……。

 おまけ。箱アイスのホームランバー、今はこんなのになってました。最後まで集められないんだけど、ほっこり嬉しい。

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