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【20200302】心の中で罵詈雑言

 占いの鑑定をしていると、不思議なことに、毎回お伝えしている内容が私自身にもリンクしていることが多い気がします。このときもそうでした。

 その日私が見た数人の方に共通して、明らかにおかしい状況に置かれてるのに、すごく我慢していました。優しさのつもりで、流されちゃいけない。我慢しすぎて麻痺してる。少し前に私も考えていたテーマだったので、わかるー!と思いながらお話をしました。

 で、昨日鑑定させていただいた方が、子ども時代の親御さんへの葛藤を抱えている方だったので、「リンクしてるー!」と、思わず私のエピソードを聞いてもらいました。

ノートを断捨離した話
親への気持ちに気づいた話

 それで、どうやってここにたどり着いたんだっけ?というのをお伝えしてたら、noteにも書いたほうがいいかも、という気がしたので今日はその話を。あんまり書くことでもないなーと思ってたのですが、やっぱり書きます。2つの話のちょうど間の時期のことです。

 10年分のノートを断捨離してスッキリしたはずだったんですが、実は1週間くらいしても、なーんかまだどこかでモヤッとしてたんです。で、自分の心をよーくよーく観察してみたんです。おかげさまで、半年間かけて自分の気持ちを観察するのは得意になってるので、ちょっと集中して深いところまで潜ると、ピンと来たりします。

 そこで、発見しました。めらめらと燃える怒りの感情を。というかイメージが浮かぶんですけど、心の中で私、凶器を振りかざして怒りにうち震えてました。向かう相手は、もちろん私の親です。そこで最初に浮かんだのは「めった刺しにしてやりたい」という言葉でした。

 もうびっくりです。自分の中にそんな狂暴な気持ちがあるなんて知りませんでした。そのときはじめて「私、親のこと恨んでたんだ!」と体感しました。怒り方面のセンサーが弱い自覚はあったんですが、ここにいたか!という感じ。30年間封じ込めてた私の「怒り」とのご対面です。

 びっくりしたと同時に、今まで自分の中に重くのしかかっていた詰まりの原因にようやくたどり着いた気がしました。こんなドス黒いもの、なかったことにして蓋をして、隠し持っていたのかー。そりゃあ、苦しい。表面を繕うことに慣れすぎて、その重さも感じれないくらい麻痺してた。

 そこから3日くらいでしょうか、思いっきり観念して、心の観察を続けました。鬼の金棒みたいなのを振り回して(心の中で)、「うぉりゃーーー!」って叫び狂って(心の中で)、ボッコボコに殴り倒しました(心の中で)。ありったけのボキャブラリーで罵詈雑言を吐きました(心の中で)。

 感情は感じきったら役目を終えて消えていくものだと思っているので、感じきるまでとことんやるしかありません。怖い事件のニュースを見てもずっと他人事だと思って生きてきてたのですが、人生ではじめて、ちょっとわかる気がしました。

 という経緯を経て、「結局、親に甘えてみたかった」というところにたどり着いたのですが、殴る蹴る(心の中で)をしていた数日後にそんな結末を迎えようとは。展開の早さに、いまだに整理しきれていない気がします。とにかく、いったん「恨みの感情を味わいきる」というのが、私には必要なプロセスだったのだろうと思います。

 ちなみに、その鑑定を受けてくださった方には、私の体験談を話しつつ、紙に書いて破いてみるのはどうですか?とおすすめしました。つらかったこと、悲しかったことを、書けるだけ書き出してみて、それを思いっきりビリビリに破る。ボクシングとかもいい気がする。なんか、物理的に「やった感」があると効果がある気がします。

 いやー、まったく物騒な話ですみません。ちなみに、ネガティブ方面で自分の語彙不足も感じたので、検索してたらこんな辞典を見つけました。

 今回のことで、ネガを知ってこそのポジにこそ、説得力があるんだろうなーとも思いました。その意味では、私のごきげん力もきっとパワーアップしたに違いない、と信じています。

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