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【20190823】豚丼つくる、恩返しについて考える

 スーパーに買い出しに出かけて、豚丼を作って食べる。青じそとみょうがを乗せたら、それだけで豊かな気持ちになれて、夏の薬味は最強だと思う。
 この夏は仲良しの同僚がずっとしゃぶしゃぶの話をしていて、気づけば私も無意識に影響を受けていたらしく、ぼーっと買い物をしながらカゴに入ってる豚肉を見て思わず笑った。料理の献立考えるのって、脳内が視覚化されるってことなんだなぁ。
 
 Facebookを開いてみたら、以前の仕事でお世話になった方のお別れ会のお知らせが目に入る。数年前に定年退職されて、のんびり余暇を過ごされるのかと思っていたら、昨年急逝の知らせを受けてびっくりしたのだった。今回あらためて、思い出を語る会として周囲の方が企画されていて、参加せねばと連絡する。

 上司というより親の年に近いくらい人生の先輩なのに、仕事関係だったとはいえ、私みたいな当時20代のぺーぺー小僧にもとても丁寧に接していただいた。頭が柔らかくて、新しいものに好奇心があって、いつもニコニコされていた。交遊関係の広い方だったので、私くらいの関係値の人はたくさんいるのだろうと思いながら、それでもやっぱりお礼を言いたい。優しくしてもらった記憶というのは、いつまでも残るんだよなぁ。

 優しさってバトンなんだと思う。ちゃんと受け取れたら、次に渡したくなる。別につながらなくてもいいのだけれど、もしそのタイミングで必要な人がいて、その人に渡すことができたのなら、きっとその人は、いつかそのバトンをつないでくれる。
 私も常に余裕があるわけじゃないんだけど、これまでに「あぁ、これはバトンなんだな」って実感させてもらった体験があるから、できる範囲でつないでいけたらと思うのだ。

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