【読んだ】芦原妃名子『Bread&Butter』9巻
いい感じに進展してきました、9巻! パン屋修業中の柚季ちゃんが大きな一歩を踏み出すことになって、漫画家に復帰した洋一さんもいよいよ過去に向き合うことに。起承転結の転あたりに来てるのでしょうか……(続きは気になるけど、終わってほしくない)。
今回も美味しそうなパンと食事シーンがいっぱいでした。スペイン料理だという「パンコントマテ」、簡単にできそうなのでやってみたい。
「こんがり焼いたパンに
生のにんにくをすり込んで
半分に切ったトマトの切り口を
パンにたっぷりぬりつける
最後に塩とオリーブオイルを
ふりかければ出来上がり!」
主人公が34歳で、12年間勤めた小学校の先生を辞めて婚活して、偶然出会った街のパン屋さんが実はもともと超人気漫画家で……。少女マンガらしい心ときめく設定や、きれいで可愛い見た目もあって、架空の物語としてスルッと読んでしまうのですが、実はすごく現実的なことを描いてくれる作品だと思っています。毎回、一回目にストーリー追いかけてるときはさらっと読んで、あとからじわじわきて、何回か読み返してるうちにずーんって重い気持ちになってそっと本を閉じる。でも、続きは気になるから新刊が出たら読み続けてしまうという。
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