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【20200611】その苦しみも喜びも、あなただけのものだ

 春頃にこのタイトルだけ書いて、ずっと下書き保存されたままだったんですが、このタイミングで出しておきたくなって本文を書きます。

 言いたいことはつまり、タイトルそのままなんです。あなたの感覚はあなた個人のものであって、それを他人と比較して、価値を判断する必要なんてない。

 あなたが悲しかったなら、あなたは悲しかったんです。あなたが苦しかったなら、それは苦しいことだったんです。たとえあなたの横に、あなたの100倍悲しんだり苦しんだりしてる人がいようとも、だからってあなたの悲しみや苦しみが消えるわけじゃない。その感覚を他人と比較しちゃいけない。

 30歳をこえて溜め込んできた自分の悲しみと向き合おうとしたとき、私の中に強くあったのがこれでした。

「私はこんなに恵まれてるんだから、不満なんか持っちゃいけない」
「世の中にはもっと苦しんでる人がいるのに、こんな小さなことでつまずくなんて許されない」

 その通りかもしれない。頭ではよくわかってる。だけど実際、私が傷ついているのは事実なんですよ。一般論とか関係ない。誰と比較することもできない。どんなに環境的、金銭的に恵まれていようと、あなたが感じている悲しみや苦しみは事実なんです。他人と比較して消せるものじゃない。悲しみや苦しみを、大きさや質で判断することなんて、ましてや人と比べて癒すことなんてできない。

 だから、どんなに小さな感情も、理性でもみ消したりしなくていいんです。あなたのその気持ちはあなただけのもので、誰にも邪魔されるものじゃないんです。

 すごくひとりよがりな感覚かもしれない。だけど、私はこれを納得するのにすごく時間がかかってしまったから、言っておきたい。必要な人がいるのなら、その人のために大声で伝えたい。どうか常識や道徳心なんてかなぐり捨てて、あなたのためだけに、あなた自身の悲しみや苦しみに浸ってほしい。

 ネガティブなものと同時に、ポジティブなことについてもそうであるはずで、どんなに小さな喜びも、誰かと比較する必要なんてない。あなたが幸せだと感じたなら、それはあなたにとって最高の喜びであるはず。あの人と比べたら大したことないって、どうして卑下しちゃうんだろう。あなたの気持ちはあなたのもの。私の気持ちは私のもの。 

 はい。今日も、私による私のための日記でした。そんな文章に「あなた」なんて書き方するのはずるいでしょうか。だけど、伝えたいなって思ったから、「あなた」へ書きました。……一番に伝えたいのは過去の私だから、「あなた」なのかもしれないなぁ。

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