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2023佐渡国際トライアスロン大会 (Bタイプ)

昨年、出発の2日前に流行り病を発症して佐渡に渡れず無念のDNSだったので、今年は特に体調に注意した(昨年注意していなかったわけではないけど)。無事に出発日を迎え、まずは佐渡上陸を果たす。今年のメインレースは10月半ばのKONAなので、佐渡のレースは状態の確認という位置付け。そんな上からの態度で挑めるほどの実力でないのは承知の上だが、ロングのペースで、ダメージを小さく抑えるつもりで臨む。

Cairns後のトレーニング
スイム: 朝スイム週4, OWS(スイムスキンで)2回
バイク: 土日の実走1〜2h + 平日zwift×2
ラン: 平日1〜2hジョグ + バイク実走後のブリックラン(サボりがちだった)
週1日は完全レスト。

レース前

何度も佐渡大会には出場しているけれど、初めて島祭りパーティに参加。島の飲食店などが様々な食事を提供してくれていて、なかなか豪華。美味しく、楽しくいただいた。

島祭りパーティ会場で松田丈志さんと

宿はトランジション至近のコンドミニアム。立地も設備も申し分なし。食事は基本自炊。皆でワイワイ準備して楽しい。

コンドミニアムのキッチンは広くて快適!

前日試泳

スイムスキンで向かったけれど、刺されたという友人の腫れ上がった腕を見てウェット着用。水温は高いが日差しがなければなんとかなりそう。でも、KONAはノンウェット。どちらでいくべきか、揺れる。宿の前をジョグ中のKONAアスリート、新井さんが通りかかり、その旨を話したら「何言ってんの?(当然ノンウエットでしょ)!」と言われて覚悟を決める。念のためアームカバーも確保。諸々準備を整えて、22時頃に就寝。

このときはスイムスキン着用。クラゲにびびってこの後ウェットを着て試泳。
明日はそれぞれ皆頑張りましょう!

当日

4時起床。大会ホームページをチェック。情報はまだ出ていない。とりあえず通常開催のつもりで準備開始。4時半前ごろに、全競技予定通りに開催とのアナウンス。熱い一日になりそう。

パン、フルーツ、ヨーグルトの朝食を済ませ、5時過ぎに宿を出る。会場まで徒歩数分、これ以上ない絶好の立地。こんな場所をおさえてくれたちえちゃんに感謝。

トランジションでバイク、ランのギアをセットし、Aタイプのスタートを見送って一旦宿に戻る。クラゲの大量発生のためウェット推奨と発表されているが、先に出ているAタイプの選手や、Bタイプの速い選手たちがクラゲをかき分けてくれると信じて、ウェットでなくスイムスキンで泳ぐことにする。露出している顔、腕、膝周りにはくらげ避け兼日焼け止めをたっぷり塗る。

スタート1時間前くらいに再度宿を出てスタート地点へ。試泳で脚が沈まずそれなりに泳げることを確認。オープンウォーターでのスイムの恐怖がなくなって嬉しい(数年前にはウェット無しのスイムは考えられなかった)。

いい天気!

スイム(2km 0:41:33 全体216/715 女子35/113)

チームメイトの各務さんと、40〜50分の位置からスタート。意外と周りに人が少なくて、こんな前からで大丈夫か?と多少の不安がよぎるが、抜くより抜かれる方が楽という最近ようやくわかってきた経験を信じて、前の方からスタート。

佐渡のスイムは、どこまで行っても混雑しているイメージだが、今回はそれほど激しい当たりに会うこともなく、比較的快適に進む。放っておくと左寄りに進んでいくので、意識して右寄りに。スタートから500m行かないくらいのところで、膝裏にピリッと刺激を感じたが(クラゲ)、その1回だけだった。

1周2kmを泳ぎ終えて立ち上がると、各務さんとちえちゃんと同じタイミングだった。トランジションに入ってから、止め忘れていたGARMINを確認すると44分を少し過ぎたところ。全然速くないけど、それほど遅くもない。こんなものかな。

スイムアップ。おじさんのカメラ目線すごい。

バイク(108km 3:36:47 全体69/695 女子8/113)

「前半抑えて、小木からしっかり」前日に新井さんから言われたことが頭をよぎる。抑えて、抑えて。走り出してしばらく、両津までは向かい風。抑えているけれど、周りよりは少し速めのペース。踏んでいるわけではないし抑えているし、キツくないし、このまま保てばいい感じで行けるんじゃない?そう思いながら気持ちよく進む。が、深部体温は39℃を超えている。スイムで意外と上がっているのね、これ以上いっってはダメ。心拍は150 bpmくらいをキープ。

バイクではエイドでの水掛けをマストにした。減速して必ず水のボトルをもらい、体にかけて置いていく。ランカウイ、宮古島、ケアンズ全てその作戦で乗り切ったので、今回も。補給はいつもと同じサトウ製薬のトップテン、ドリンクはKODAのエレクトライトパウダーを。

最初のエイドで水をかけて以降、体温は下がり、38℃後半を推移。これをキープすればいい感じじゃない? しかし、進む方向が変わって追い風になったり、下り基調になったりしても一向に楽にならない。パワーがだんだん落ちて、楽しくない。抑えたつもりだったのに、最初に出し過ぎたのか?暑さはほとんど感じていないのに、暑さのせいか?? 後ろから来た谷川さんに登りで抜かれ、平地や下りで抜くのを繰り返す。全然パワーが出てない。気持ちよく走れるはずの追い風区間なのに!!がっかり。

そのうちに谷川さんに置いていかれてしまったが、焦っても仕方がない。目標よりはだいぶ低めだが2.2W/kgキープを心がけて我慢。そのうちにまゆちゃんが見えてきたので、最後までじっくり切らさずに回し、追い抜いて間もなくフィニッシュ。

明らかな右肩下がり。がっかり。(赤: 心拍数,黄: ケイデンス,ピンク: パワー)

ラン(21km 2:17:24 全体140/682 女子27/112)

トランジションでまゆちゃんに置いていかれ、ぼちぼちスタート。ここしばらく、ランは極端な不振続き。練習でも、頑張って走っているつもりなのに、5:30/kmがやっとの状態。レースではアドレナリンが出るからもう少しマシに…という淡い期待は虚しく、練習通りのペース。おまけに、エイドごとに水を被ったり氷をもらったりするので、あっという間に7:00/km。がっかり。とにかく、体を冷やし、(エイド以外では)止まらず進む。

深部体温は…とGARMINに目をやると、センサーとの接続がうまく行っていないらしく、数値が出ない。がっかり。まぁ仕方がない。気にせず走って、後から見るだけだ。

走り出して間もなく、秦さんとすれ違う。8キロ地点…周回遅れになりそうだ。バイクをほぼ同時に終えたまゆちゃんも谷川さんも、どんどん先に行ってしまうのに、私は一向に進まない。がっかり。折り返しまでまだかなりあるのに、もうすれ違い。がっかり。KONAまでにはどうにもならないかもしれないけど、来年には必ず!!と心に誓いながら。

折り返して間もなく、チームメイトのパイキが向かいから来た。Aタイプなのに、もう来た?!?!速すぎるでしょ。がっかり。

足上がってないなー

すれ違う友人たち、沿道で応援してくれる友人たち、軽やかに追い越していくチームメイトに力をもらいながら、今できるベストの走りを。

何とか最後まで走り切ったものの、思うように走れなかった残念な思いが残った。

ペースは大きく変わらないけどストップ多すぎ。(赤: 心拍数,黄: ケイデンス,緑: ペース)

総合記録 6:41:22,全体91/682位,女子12/112位、年代別2着。1着の人が総合入賞したので、繰り上がって年代別優勝。表彰してもらえたのは嬉しいけれど、素直に喜べない自分がいる。しっかりパフォーマンスを発揮して好成績を残している仲間たちが眩しい。同時にスイムアップしたちえちゃん、同時にバイクを終えたまゆちゃんとはほぼ20分差(彼女たちは1秒差!)。ここの差を埋めたいな。

F40まゆちゃん、F45ちえちゃん、F50なおこ。
チームからは7人が出場。総合優勝、3位、選手権3位、年代別優勝×4。

KONAまで1ヶ月。もうあんまり時間がないけれど、やれることをしっかりやって挑みたい。そして、出し切った!と満足の、納得のレースをするのだっ!

おまけ1

だいぶ前から気になっているomius。選手登録会場に出店しているLUMINAのブースで初めて手に取ってみて、散々迷ったのだけど、決断持ち越し。来週試用するチャンスがあるので、いければKONAでの装備に採用するつもり。効果のほどは…!楽しみ。

おまけ2

KONAのレース前に毎年開催されているUnderpants Run。日本から出場する男性たちがIRONMANロゴを入れたふんどしで参加するのが恒例になっていたのだけど、今年のKONAは女子会。せっかくだから、褌&晒で出たい!と意気込んでいる(いた)けれど、賛同者が……。どうなることやら。

これやりたい!

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