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負の遺産に想いを馳せて

こんにちは!hidekiです。今回の話題は…恐らく同じお悩みをお持ちのかたもいらっしゃるではないでしょうか…⁈

僻地の山林などを相続して、どうしよう…? といういわゆる『負の遺産』問題についてです。




1年に1回、思い出す…山林

毎年春、年度始めにいつも固定資産税の納付通知がくる。そしてそれを見て当然思い出すのが、父より相続した父の生家(数十年来の崩れる寸前の廃屋)と山林。限界集落の山林だし、そもそも近くに住んでいないので(車でも3時間以上は間違いなくかかる)活用も管理もできず、どうすることもできず、時だけが過ぎていっているという状態なのです。


お金の問題ではないのだけれど、固定資産税も年間1万円くらいかかるので、やはり勿体ないと感じてしまう。


たしかに父親から引き継いだ山林と父の生家を『負の遺産』などとは決して言いたくない。


でもそうは言っても、世間から客観的に見るといわゆる『負の遺産』と言われるに相応しい内容の不動産かと思う。


いやホント、手をこまねいているだけで、どうすることもないんだけれども、いい機会なのでどういった道があるのか考えてみることにしました。


【前向き案】何とか活用できないのか!?

実際、活用は難しいとは思いますが、出来ることはないのか、『話のネタ』として、色々と妄想してみました。


妄想①【いちおし】ミュージック・キャンプ場をつくる

  • やりたい度  ★★★★

  • 実現性    ★

  • コスト    ★★★★

(ポイント)自分趣味だけを第一に考えるとコレ。お金と時間があればやりたいなぁ〜。既に日本に何か所かあるようだけど、完全に野外で音楽を楽しみつつキャンプができる場所。理想だなあ~

(課題)完全な限界集落で、圧倒的にアクセスが悪いので集客が難しいのが目に見えている。かといって日本中、限界集落なんかヤマだけに、ヤマほどあるので、差別化ができず『弱みを強みに』といったこともできない。営業ベースにはのらず、完全に趣味になりそうですね。


妄想② 林業を始める

  • やりたい度   ★

  • 実現性     ★

  • コスト     ☆不明

(ポイント)そもそもやりたい訳でもないし、業界を知らなさ過ぎて全く見当がつかない。もし本当に儲かったり、やりがいがあったりするのであれば、周囲に沢山ある山の持ち主がとっくにそういった事業を始めているだろうけど、そのようなことになっていない。


妄想③ 椎茸や栗をはじめ、山菜作りを始める

  • やりたい度 ★★★

  • 実現性 ★

  • コスト ★★★

(ポイント)山菜は大好きだし食べたいと思うのはもちろん、昔、祖父がここで椎茸を栽培したり、栗の木を植えたりしていた山なので、しっかりと整備をすればできないことはないかもしれません。


(課題)
やはり栽培や木の管理など、何もノウハウがないので、音楽も辞めて人生をかけるくらいの意気込みがないと進めることはできないと思われる。


妄想④ モトクロスのコースをつくる

  • やりたい度  ★

  • 実現性    ★

  • コスト    ★★★

(ポイント)最近、バイクや四輪などで、こういった類の施設が山林にあるようなので、うまく集客できれば、需要はあるのかなぁ?まあ、この施設自体に興味はないですけどね〜(笑)


ということで、以上、何とも中途半端な妄想になってしまいました(汗)


いずれにしても、どの案にしても全てを捨てて取り組む気概がないと無理かと思います。残念ながら、今の僕にそれにかける情熱はない・・・。



【後向き案】処分できるのか!?

さて。活用は難しい!とした場合、処分の方法として恐らくみんな普通に考えるのが、隣接した土地の持ち主、近隣の親族や、森林組合等に引き取ってもらうという選択肢かと思います。シンプルに考えると、近くに住んでいる地元の人間に管理してもらうのが、最も理にかなっていると誰もが考えますよね。


実はこうしたアクションはまだ起こしていないのですが、最終的にはこの方法でチャレンジしてみるしかない、と思っています。引き継ぐほうとしても、メリットがない上に、コストだけかかる場合が想定されるのでかなり難航するでしょうが・・・。


ほかの案としては、検索すると沢山ヒットしてくる、引き取り業者なるものにお願いする案。また、国の制度に『相続土地国庫帰属制度』という制度もあるようです。


ただこれらも無料では無いですし、要件が厳しく利用もしにくいようです。またそもそも先祖代々引き継いだものを、縁もゆかりもない処分の仕方をするには少し気もひけます。



まだ結論は出せない…


ということで……、まあ初めからわかっていたんだけど、今のところ妄想して楽しむだけで終わりそうです。それに時間が解決してくれるかも…?という状況の変化を僅かながら期待する自分も居たりします。


しかしそうは言っても、息子たちに迷惑が及ばないように、僕の世代で処分するなり、何らかの対応をする必要があるとは思っています。時期をみて、アクションをおこす準備はしておこうと思います。


日本全国に同じ状況の方、多くいらっしゃるかと思います。とくに、相続登記義務化が令和6年4月より施行されるということで、似たような話が日本の至る所でなされているのではないでしょうか。


似たような境遇のかた、皆様は、どうされているのでしょうか・・・?


最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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