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現職教員大学院生による現職教員大学院生の ための修士論文の書き方 ver.4.0

平成15年度に第14条特例で、東京学芸大学大学院で学ぶ機会を得た。私は、2年コースだったのだが、大熊徹先生の勧めもあって途中で1年コースに切り替えて、修士論文を10月から書くことになった。

授業料が半分で済むのは非常に助かったが、ここから書くというのは非常に大変であった。しかし、必死に書いたこともあって2ヶ月半で20万字の修士論文を完成させることができた*1。

必死に書いたので、書き終えた後も執筆の熱が残っていたのを覚えている。

そんなところに、同期の、来年修士論文を書くことになっているメンバーから
「池田さん、修論ってどうやって書くの?」
という質問を受けた。
まだ、執筆の熱の残る私は、
「じゃあ、私の経験でよければ書こうか?」
ということで修士論文の書き方をまとめることにした。

なんとなく、真壁仁さんの「峠」いう詩を思い出していた。峠を過ぎたものは、振り返りながらその峠のことを思い出し、懐かしみ、クールダウンをして、次の峠に向かう。そんな峠の旅人と自分を重ねて、書いてみようと思ったのだ。

それが、この文章の一番最後にある「現職教員大学院生による現職教員大学院生のための修士論文の書き方 ver.4.0」である。

先日、コロナ明けの学会に行ったところ、学芸大学のある先生に言われた。
「池田さん、あれ、まだ助かってるのよ」
と。
なんのことかわからなかったが、話を聞くと、この修論の書き方だという。現職で学芸大学にやってきた先生たちは、この拙文を読んでくださっていて、重宝しているというのだ。

もう20年も前に書いた文章なのに。
私の隠れたロングセラーになっていることがわかった。売ってないけど(^^)。  

私の論文や本も読んでほしいけれど、まあ、いいか。こうして人様のお役に立てるのであれば、14条特例で大学院に行くことができた恩返しにもなるだろうと思う次第だ。

で、今までこの拙文を載せてもらっていたサイトが、閉鎖されたということを聞いたので、このnoteに改めて載せる次第であります。

この文章は、20年前の私の体験をもとに書いてありますので、当時と時代背景や状況が違うことは十分に理解していただいて、使えるところはお使いください。

ま、学芸大学の大学院でもまだ現役とのことですから、かなりの部分は使えるのではないかと思っていますが。なお、修論の書き方となっていますが、卒論でも使える部分はあるかと思います。

必要な方、どうぞご活用ください。
そして、修論を書き終えたら、ぜひ、あなたの「修論の書き方」を書いて公開してください。振り返りにいいものですよ。

お役に立ちますように。
いい修論が仕上がりますように。

なお、これをGPTsにして、質問が可能にしたものも作りました。

こちらもどうぞ。


*1  それは、『中等教育におけるディベートの研究』という本にまとめることもできた。


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