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若者よ、キャリア思春期を乗り越えろ

新卒の3割は3年で辞める。これはむかしからよくある話(俺も3年で最初の会社を辞めたしな)

そんな話をしていたところ、先日、社内で「キャリア思春期」という名言が出た。なるほど、キャリア迷子はよく聞くが、キャリア思春期という言葉は味わい深い。

キャリア迷子」は、ぐるぐる考えすぎた結果、何がやりたいのかがわからなくなっちゃった、この連続した毎日の向こう側に本当に自分のやりたいことがあるのか悩む、自分の天職って…、と、迷子になってしまうこと。

一方の「キャリア思春期」は、頑張りたい気持ちはある、頑張ればいまの職場で結果が出せる自信がある(もしくはすでに出している)、上司や先輩からも期待されている、その期待に応えたい気持ちがある、でも頑張れない…なぜだか頑張れない…という状態を指す(らしい)

キャリア迷子にはなった経験があるが、キャリア思春期になったことはないから、俺には、その複雑な気持ちはわからない。

でも、これだけは言える気がするのは、キャリア迷子も、キャリア思春期も、一所懸命働いているからこそ、やってくる大人の階段のようなものだと思うのです。だから若者よ、頑張って、もがいて、諦めず、くさらず、そこから這い出すのだ。

誰もが、天職を見つけたいともがく。一度きりの人生、情熱的に、命を燃やして取り組む使命が見つけられたらどんなに幸せだろう。Twitterを見ると、一心不乱、猪突猛進に突き進む同年代がいて焦る。

世は働き方改革一直線。副(複)業解禁。あなたらしく。好きを仕事に、とネットは甘い言葉で溢れている。でも、そんな甘美な言葉を言ってくる人やメディアは、あなたの人生の責任はとってくれない。

会社を辞めようが、フリーになろうが、なにをしようが自由だけど、最後に頼れるのは「自分には何ができるのか」。それ一点のみだ。

だから、悪いことは言わない。やりたいこと、成したいことの前に、「やれること」を増やしなさい。あなたはまだ可能性という名の何もできないただのひとりの若者だ。

高邁な志を掲げても、実現できる能力がなければただの意識高い系で終わってしまう。

「やれること」は自信になる。「やれること」の中から、「好きなこと」が見つかる。「やれること」×「好きなこと」=「得意なこと」になる。「得意なこと」×「自分の問題意識」=「使命」になり、その歯車が合わさった時に「天職」を感じる。

限られた情報の中から、しかも「やりたいけど、できない」ことの中から天職を見つけることなんてありえない。できないんだから。

人間が思春期を迎えて、体の各所に成長痛を感じるように、仕事をしていれば思春期は必ずやってくる。そこで迷うな、考えろ。不良になるな、己の心に耳を澄ませ。未来に思いを馳せすぎるな、目の前を見ろ。将来の準備に心を囚われすぎるな、目の前の仕事に全力を注げ。

「やれること」を増やす。それが天職を見つけるはじめの一歩になる。若者よ、キャリア思春期を乗り越えろ。未来は明るい。

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