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メンタルが強い人がやめた13の習慣を読んで思うこと

メンタルが強い人がやめた13の習慣
エイミー・モーリン(著)

体の不調はケアするけれど、心の不調はケアしている人は少ない、という話を聞きました。足を骨折しているのに体を鍛えるためにランニングするみたいなことを心に課してしまっている人が多いようです。そういうメンタルに悪い習慣が私にもあるかもしれないなと思い、この本を読んでみることにしました。

怪我や捻挫など体への管理は目に見えるのでちゃんとおこなうのですが、精神面でもちゃんとケアしないといけない!激しい運動したら休むのと同じく、心身ともに疲れている時はよく寝よう!と思い、本のまとめを怠けて、いや休んで心をケアしていましたが、無理にならない程度で再開していきたいと思います。

表紙にほぼ全てが書いてあります

どういう本か

「心に悪い習慣がなぜやめられないか→やめないことで起きる問題→やめるための具体的な行動→やめた後に起きる結果」とまとめられています。自分が陥りがちな習慣から重点的に読むのが良いかと思います。
「どうにもならないことで悩む習慣」が自分は結構強いと思うのでそこを読みました。そのほかの項目でも当てはまることがありました。イライラしたり、上手くいかなかったり、凹んだり、落ち込んだりとマイナスな感情になる時は、心に悪い習慣に陥っていることも理由であると気づけます。

著者の思い

13のやめるべき習慣は、読者のみなさんに「〜していますか?」「していませんか?」と尋ねるチェックリストのつもりで書いたのではない。誰もが時折はまり込んでしまうありふれた思考習慣について、詳しく書いたつもりだ。あなたがそんな落とし穴にはまることなく、人生の試験にうまく向き合うコツを、お伝えできたらと思う。これは、成長し、向上し、昨日の自分よりほんの少しよくなりたいと努力している、あなたのための本なのだ。

読んでのまとめスケッチ

ピクトで表現してみました。

読んでの感想

メンタルは強い人と弱い人がいるのではなく、強い時と弱い時がある。
悪い習慣から抜け出すために、自分の意識を外から見れる自分が要る。

と読んでいて思いました。

メンタルが強いこととタフにふるまうこと、ポジティブ思考であることとは違うそうなので、人の振る舞いではメンタルの状況はわからないようです。また、強い人や弱い人がいないとすると、人間多かれ少なかれ違いはあれど、メンタルそのもの自体はあまり違いはないのかもしれないと思いました。
 落ち込みやすい、やすくないの傾向はあるものの自分のメンタルを常に正常な状態で保つことが第一段階で、そこから少しづつ力を高めていくのが第二段階かなと思います。弱い時を少なくするために悪い習慣を捨てていくこと、その上で行動して改善して強くしていく流れが良いかと思いました。
 身体と一緒でまずは基礎体力をつけて風邪などひきづらいようにして、筋トレして肉体を強化するようなイメージです。

例えがあっているか微妙ですが、鉄で考えると、f値や降伏点は材質で多少違いはあるけれど、力がかかればどこかで破断します。鉄が錆びて脆くならないようすること、金属疲労がたまらないようにすること、弾性域でとどまれるようにすることが第一の悪い習慣をなくした状態で、その次に日本刀のように熱入れをして金属を強くすることが第二の強い(崩れない)状態になることかなとイメージしました。

そのほかで反脆い(反脆性)という考え方もあり、壊れづらさよりもそれを吸収して、成長してしまうという感じの考え方もあるそうです。脆いの反対は頑丈だと考えると思いますが、たとえ頑丈でもどこかでポキッといってしまうので、しなやかさというか折れない性質をもてるとよいんだろうなと思います。

強いと思われている人も弱い状態の時にふと心折れてしまうこともあるかもしれません。いかに弱い時をつくらずにいられるかが、結果としてメンタルが強い状態になるので、メンタルが強い人というかメンタルが崩れない人になると考えた方が分かりやすいかと感じました。

とはいえ、そもそも脆くなっていることや、基礎体力がないことに気づくという第ゼロ段階が必要だと思います。それがわからないと、悪い習慣を自分がしていることに気づけないので直せない。そのためメンタルが脆いままになってしまい、落ち込んでしまい悪い習慣が続くという負のスパイラルから抜け出せなくなってしまいます。そのため、まず気づくということが一番大切で、自分の意識をさらに外から見て自分の状態を把握できることが重要だと考えます。

身体を伴う自分と意識としての自分(自我)を区別して考えるのは、まだ出来そうですが、自我を自分で俯瞰的見るのはどうしたらいいかなと考えた時に、自分の感情と意識を分けて考えれるようになればいいのではと思いました

車の運転で考えると、身体を伴う自分と自我は車と運転手のような関係性にあって、身体の特性(軽自動車、スポーツカー、重機など人によって違いがある)からその癖や得て不得手(加速しやすい、燃費がいい、パワーがあるとか)を理解して上手く扱えるように操作する運転手としての自我がいるイメージです。
 さらに楽しく運転してたり、イライラしてたりする自分(感情)となぜ楽しいのだろうか?とかなぜイライラしているのだろうか?と原因を考える自分(意識)があると悪い習慣に気づける可能性が出て、昨日より少し良い状態の自分になれそうです。

私はイライラしていたりすることは、空腹か寝不足か体調不良かだと思っています。感情と意識を分けるまで成長できていませんが、「イライラしている」という状態をトリガーとして自分の状態を考える習慣をもってます。普段聞き流せていることが聞き流せなかったりする時にいつもと違うなと思うようにしてます。

その対策として、空腹は毎日お腹が空き切る前の18時ごろにカップ焼きそばを食べて、イライラになる状態を回避しています。寝不足は極力良い睡眠を取るようにしてます。(あくまで極力ですが)それでも不調な時は体調不良だと考えていました。ただ今回の本を読んで、悪い習慣でメンタルが弱っている可能性があると気づくことができました。

時々メンタルを回復させるため、お腹が壊れるくらい満腹になるまで食べて、そのあとすぐ寝るとかしてしまうという悪い習慣(ストレスでいっぱい食べちゃうこと)があります。そうすると大概食べ過ぎでお腹を壊してしまうので、フィジカルはダメージを受けちゃっていたりします。どちらかを優先しないように気をつけて、どちらもやり過ぎないように改めたいと思います。

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