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世界一やさしい問題解決の授業を読んで思うこと

世界一やさしい問題解決の授業
渡辺健介(著)

問題を作り出す方が重要だ!問題解決よりも問題提起だ!ということが本だったり、Webセミナーなどでよく言われている今日この頃だと思います(数年前からかもしれません)。その重要性はもちろん理解できるのですが、とはいえ、目の前には問題が山積みになっているので、さらにそこに問題を積む気には到底なれず、とにかく山を切り崩して低くするために問題を片っ端から解決しないといけないのが現状だと思う人が大半なのではないかと思っています。改めて問題解決を勉強する必要があると感じていました。

問題解決の本として、読んだ本が本書です。結構前に読みましたがまとめてはおらず、「タスクを細かく分解して、解決できるサイズにしてこなしていく」という内容と「絵や図がたくさんあってわかりやすかった」ということは覚えていました。

薄い本で簡単に読めるので、絵や図を参考にしてスケッチをまとめるのも簡単そうだという理由で、目的にも目標にも適している本だということで、久しぶりにまとめる本として選びました。本の厚さは9mm程度です。

付箋の割合が多いです

どんな本か

問題解決能力は生まれ持った才能ではなく、「癖」であり、「考え抜く力」であることが説明されており、その重要性が伝わる本になっています。

1限目が「問題解決能力を身につけよう」、2限目が「問題の原因を見極めて、打ち手を考える」、3限目に「目標設定し、達成する方法を決める」となっていて、段階的に理解と行うことが理解できる順番になっています。最初に考え方が書いてあり、その後に例を元に説明があるので理解しやすく、納得感があります。

架空の実例紹介があるのでストーリーで理解しやすく、絵やグラフも多いので、読書の苦手な人でも読みやすい本ではないかと思います。

著者の思い

どんなに大きく複雑に見える問題でも、いくつかの小さな問題に分解すれば解けるのです。一度そのことに気づけば自信がつくし、前向きになるし、精神的にも余裕ができます。そして、自ら考え、決断をし、行動することの楽しさを知り、人生を切り開くために必要な癖が身につくのです。

ぼくは22歳でこの思考法と出会い、そのとき。「これが『考える』ということなのか!なぜこれをもっと早く教えてくれなかったんだろう」と強く思いました。そして、なるべく多くの人にこの思考法を伝えられればと思い、この本を書くことにしたのです。

問題解決能力を身につけることは、自分の力で考え抜き、行動をする人になる、自分の力で人生を切り開く人になるということなのです。

さあ、一緒に問題解決の思考法を楽しく学びましょう!みなさんも一歩を踏み出す力がきっと身につくはずです!

読んでのまとめスケッチ

教室をイメージしてスケッチを描きました

本を読んでの感想

最近考えていることとして、いかに頭を使うかが重要だと思っています。考える時に使うのは頭・脳のスペックだけでなく、どれだけうまく脳を使えるかということです。自分がどれだけ自分をうまく扱えるかということを考えて効率を上げようと考えています。そのため、いかに考えられるかがキーだと感じてます。

100の能力値を持つ人が50%の使い方だと50ですが、60の能力値でも90%使えれば54%になり、最終の結果はうまく使えている人の方が数値として良いというイメージです。

別の例えですが、自分の能力が車で、それを使う自分がドライバーと考えれるかと思います。軽自動車から大型車まで車にもいろんな車種があり、新車も10年以上走っている車もあれば、それぞれに違うドライバーが乗っています。日本で生活をする上では、一般道路から高速道路まで特殊な車両を除いてどんな車でも普通に走れます。どれだけ効率よく運転できるか、流れに乗って運転できるか、軽自動車でも高性能な高級車と走り方によっては並んで走ることもできるし、より燃費良く走ることもできるはずです。

問題解決能力は考える力を底上げしてくれるので、うまく自分を使える思考法でもあると思えました。人それぞれ違いがあるので、能力の差があったとしてもそれを補う考え方ができれば、山積みの問題も解決していけそうです。

また、歳をとった方が自分の扱い方を知れているのと周りの状況把握も上手くなっているので、より上手く運転できそうなので、今からでもいつからでも問題解決能力をみにつけておくことは良いことに思えます。

話変わりますが、このように文章でまとめたり、スケッチを描いたりするのは、本の内容を忘れてしまうという問題を解決のために始めたことではありますが、結構忘れていたりします。今回の本は、さらに読んだだけなので、忘れていることが多くありました。とはいえ、課題分析シートであったり、意思決定するために評価点(○、△、×など)を決めて提示したり、実行までのプランを立てるなど、仕事で本書に問題解決方法として書かれていることをしていたので、覚えていないけど身についていたのではないかとプラスな思考法でいようと思います。

それでもやっぱり本の内容を全然覚えていないな…と思うことが最近見返したあったのですが、本の内容は忘れるのが普通であって、読み切らなくても良いという話をゆる言語学ラジオで聞きました。

本をいっぱい読まないといけないとか、最後まで読み切らないといけないとか、内容を理解して身につけないといけないとか、うまくまとめないといけないとか、読書に対するハードルが上がってきている自分には勇気付けられる内容でした。

コテンラジオの樋口さんも出ているので、読書苦手意識のある人、私のようにハードルを上げてしまっている人は見ると「ああ、そういうことで良いのか~、であればちょっとでも良いから読んでみよう」と思える内容になっていると思います。

そこで学んだことは本を紹介するときには、相手の読書力をわかっていなければ、勧めてはいけないということです。

上のリンク動画はオススメですが、前後半と合わせて2時間になっているので、それなりの動画視聴力か音声聴取力が必要になっていますので、ご注意ください。

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