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意見交換会 「ZEBについて」

こんにちは。設計部スタッフ廣田です。
弊社では今年度よりスタッフを募って意見交換会を行なっています。
今回のテーマは「ZEB」についてでした。

ZEB」とは快適な室内環境を保ちながら、省エネルギーと創エネルギーにより建物の消費エネルギーを収支ゼロにすることを目指した建物のことです。

出典:環境省 ZEB PORTAL 

2020年10月に「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年のカーボンニュートラル脱炭素社会の実現を目指す」ことが宣言されました。

建物が消費するエネルギーは非常に大きいため、建物の設計者である我々が地球環境に与える影響も必然的に大きくなります。

こうした背景の中、弊社は積極的に「ZEB」に取り組んでいます。
今年はZEBプランナーにも登録致しました。

今回は、具体的にZEB取得のために必要となるエネルギー計算方法申請方法について、昨年度に検証した物件を参考に、設計する際にはどういったところに注意すべきなのか、どんな手法が効果的なのかなどスタッフ間で意見を交わしました。

通常は外皮性能を高くすることで設備機器の負荷が少なくなり消費エネルギーを削減することに繋がるのですが、今回は外皮性能が消費エネルギーに及ぼす影響が非常に小さく、設備機器の性能のみが結果に大きく影響していました。
施設用途が学校で外皮における窓の割合が高いため、外皮性能として差が出づらかったことが要因なのか、ZEB計算の仕様上このような結果になりやすいのか、など
疑問点や課題も多々出てきたので、これらについては再度検証し次回に話し合えたらと思います。

同じ設計事務所のスタッフ間であっても、こういった意見交換や密なコミュニケーションがないと情報共有がうまく図れず、設計者としてのスキルアップは有効に発展していかないと思います。

様々な人の意見に耳を傾け、自分の中でそれらを消化し、活用していく。このような思考の流れを大切にしていこうと感じました。

理想としては、意見交換会という場を設けなくても自然とスタッフ間での意見交換が絶えずノウハウが共有されていくと良いのかもしれません。
社内の雰囲気は十分良いので、気軽に話しかけたり、相談したり、たまには雑談をする中で、切磋琢磨して、スタッフ全員が成長し、そして良い建物を作っていけたらいいですね。


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