【音楽家ってナニ?】

【画家】や【彫刻家】とかはわかり易いけど、【音楽家】っていったい何なんだ!?と思ったことはありませんか?
音楽家を調べると、
Wikipedia=「ミュージシャン(英: musician)は、曲を作ったり(作曲・編曲)、演奏したりする人のこと。主に実演家(プレイヤー)と制作者に大別される。」と出る。
その他ので調べると、「学歴で判断されるものではないが、大学や短大・専門学校で音楽の基礎を学び、歌、楽器などの演奏表現、及び作詞・作曲・編曲のできる者。クラシックの音楽家は、大きく声楽家・演奏家・指揮者に分けられる。」と出たりする。

ってことは、一般的には、声楽家・歌手・演奏家、作詞家、作曲家、編曲家・指揮者のどれかでも音楽家ってことか。
う〜ん、、何か腑に落ちないなぁ…。

僕は音楽家は、
【音を理解し自由に操ることができ、音で感情や思想、他の何かを表現できる者】だと思います。

そもそも、世の中の音全てをある程度判っている人が音楽家だと思っていたので、僕は今の【音楽家】という括りが未だに納得できません。
【音楽療法士】【調律師】とかは音楽家ではないのは理解できます。

海外だとどうなんでしょうか。
歌手はシンガー。歌と作詞家だとシンガー&ライター。
歌と作詞&作曲でシンガーソングライター(和製英語?笑)。
作詞・曲&編曲ができて、しかも歌や楽器で演奏表現ができた場合のみミュージシャンと呼んでますね。
編曲家だけならアレンジャー。楽器が演奏できてもプレイヤー、、ん?ミュージシャンと言ってる時もあるか…。

この辺りの区分はある程度明確になっている感じがしますね。日本はホント曖昧な気がします(_ _ ;)
【アーティスト】って言葉もそうですね。日本だとミュージシャン=アーティストってなってしまうことが多々あります。

僕が思う【音楽家】とは、

① 作詞・作曲・編曲ができること。(作詞家・作曲家・編曲家)
② 歌の表現、楽器の表現ができること。(歌手・各演奏家)
③ 基礎的な音楽理論が修得できていること。(音楽教師・音楽講師)
④ 周波数・波形・音波なども含めたあらゆる音に関するモノを物理的に、論理的に理解できていること。(専門家・調律師など)

この4つが出来ている者が音楽家であり、1つでも欠けているのは音楽家とは言えないのでは?と思います。
(まあカテゴライズというか、こういう区分は確かに大変だとは思いますが…)
ちなみに①〜④ができる人は指揮者に多いですね。。

僕が言いたかったことは、、
そもそもこの国(日本)が、昔から音楽家というモノの価値をさほど理解してもらえなかった理由には、実はこういった曖昧さが原因なのでは?と思うのです。
ちょっとでも音楽に関連していただけで、全部【音楽家】で一括りにしちまえ!みたいな処理をされてきた結果が、『音楽家ってただの娯楽じゃん。それって職業にする価値あんの?』などと思われてしまい結果、そういう立場にされてしまった括り=音楽家、、となってしまったんだと思います。
僕は、これからは音楽家というカテゴライズの条件をもっと明確にし、
声楽家・歌手・演奏家、作詞家、作曲家、編曲家・指揮者・音楽教師・音楽療法士・調律師などと音楽家はしっかり区分すべきか、
ミュージシャン=音楽家とするならば、別に新しいモノ、、【音楽士】【音楽師】とか【音士】とか【音師】とか??
そんな感じでしっかり分類し、曖昧さが無くなるといいな、、と、そう思うのです。。。

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