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【教師たちのこれからの生き方】〜元教員が思うこと〜


この記事を書いている人

こんにちは♪僕は、36歳で教員を辞めて、村を創っている池ちゃんです。

【自己紹介】

池田豊教(いけだとよのり)
群馬県在住/39歳/4人家族(妻と息子2人)
アーティスト(ドラム)/元公立学校教員10年
2021年4月よりフリーランスに転向
『エネルギーワークセミナー』を開講し、生き方の本質を学ぶ空間を創りながら、受講生同士の才能を活かし合う共創の場としてのサロンも運営
魂が裸になれる空間を創るためにイベント「村フェス」も開催しながら仲間作り、村創りをしている。

過去の記事↓↓↓

今回の記事は、大変意味のある内容です。なぜなら、これまで当たり前とされていたことに対しての提言をしているからです。
内容は主に、学校とは?仕事とは?についてです。縁ある人は最後までお読みいただければと思います。

1 学校というシステム

学校の在り方について、今議論されています。どんな議論かというと、このままの体質で良いのか?という問いがあちらこちらで立っているのです。

そもそも学校とは、産業革命以後今の形となったとされています。権力者たちは私欲のために工場を建設し、製品を大量生産するための労働力を欲しました。その労働力は人間です。良い品質の製品を黙って従って作り出す労働力です。だからルールに従わせ、ピラミッド型の支配体制を作ることによって縛りつけました。これは、労働者が勝手なことをして権力者に刃向かわないようにするための、いわば支配です。だから、お金の勉強や、タイムマネジメント、芸術や哲学などの本来人生を豊かにするはずの学びは端に追いやることで、個性を潰す教育がなされているのです。意味のわからない校則やルールに縛り付けられた体制は、今も変わりません。それは、自分で考えることを放棄させる仕組みなのです。

5教科の点数や評定などの数値で人の能力を評価することなど本来できないのです。それはほんの一部分を切り取っただけの評価です。にもかかわらず当たり前のように現在も学歴で人の優劣を決め、それが就職に影響するのだと子どもたちは信じてしまっています。終身雇用、年功序列の時代はもう終焉を迎えます。全員一律で、同じことを同じようにさせることが良いとされていた時代は終わろうとしているのです。


2 元教員が語る実情

これからの時代は波に乗るように、自由で、楽しく、好きな時に好きな人と好きな場所で好きなことをして生きる時代に変わってきています。だからこそ、学校で本来学ぶことも、もっと創造性を刺激し、心豊かに個性やアイデアを形にしていく能力を養っていく教育が求められているのです。残念ながら、そのような教育を受けてこなかった教師たちは、それを伝えることはできません。なぜなら、教師たちは外の世界へ出ることを縛りつけられているからです。特に日本の中学校教員は世界一忙しい仕事だと言われています。忙しいとは、文字通り『心を亡くす』のです。これからの未来を作っていくのは子どもたちです。その子どもたちが見ている大人たちは輝いているでしょうか?「ああいう大人になりたい!」と心からワクワクさせる存在になっているでしょうか?


3 教員の心の渇き

ルールを守ろう
世間が決めた常識を守ろう
常に他人の評価を気にしながら生きよう

とするのはもうやめませんか?

もし一つでも該当するのならば、あなたは、そう生きている限り、心の渇きが満たされないまま生きていくことでしょう。そして、そんな姿を見ても可能性のある子どもたちの心はときめきません。もう時代と学校教育の矛盾によって捻れている状態は限界に来ていると言っても過言ではありません。誤解して欲しくないのは先生たちを責めているのではありません。僕は10年間学校で働いてきましたが、先生たちは、大変で膨大でマルチな仕事を、丁寧に、心を込めて取り組んでいます。一生懸命働かれて、心と体が疲弊していってしまう方も少なくありません。僕の友人にも休職をする人がいましたし、僕自身も考えたことがあります。先生という仕事に夢と誇りをもってなったはずなのに、その仕事に心を蝕まれる姿はもう見たくありません。


4 求められるのは“創造性”

ルールを守り続けたことによって起こったのは、人々のクリエィティブな思考の欠如です。今までの常識が脅かされるほど異常な出来事が起こっている今、いったいどれほどの人が情報に踊らされず自分の思考に責任を持って動けているでしょうか?『守破離』という言葉がありますが、日本人の多くは、『守守守』で終わってしまいます。確かにルールは守るものです。ですが、時代や人、状況によって柔軟に変えていくことを恐れていませんか?変えること自体を面倒くさいと思っている時点で思考停止なのです。今あるルールや常識さえも、変える勇気をもって新しい時代を切り拓いていく。そういう時代を生き抜く子どもたちに創造性の高い教育をするには、大人たちが変わらなければならないと僕は思います。いえ、もっと言うと子どもたちの方がよっぽどクリエイティブで柔軟です。大人も子どもも対等だし、むしろ子どもたちから教わる姿勢を見せることで、子どもは自尊心や学ぶ姿勢とは何かを学んでいくのではないでしょうか?

5 お金というブロック

そして、僕は、もっと先生たちが自分の個性を生かし、得意分野を生かして働く世の中になればよいと思っています。具体的にいうと【兼業】が当たり前の世の中です。すでにトヨタ自動車やタニタ食堂など数々の大手企業では、社員でありながらフリーランスとして別の仕事を掛け持つ働き方が浸透しつつあります。自分が興味あるものに探究心を持って学びとお金を得る。これは人生の喜びです。そして、これは先生たちが学校の外に学びを得たり、繋がりをもったりする絶好の機会であると思います。

しかし、これを読んで、少しでも教師がお金を稼ぐことに嫌悪感を抱いてしまった人は、洗脳されています。お金は感謝のエネルギーが数値化され具現化されただけです。確かに欲深くなると様々なトラブルを巻き起こしますが、純粋に自分の能力や存在の価値として、支払われたお金を受け取ること、これの何が悪いと言うのでしょうか?学校のお金についての授業がされないのは、資本主義の搾取の体制がいまだに浸透しているからです。つまり一部の人しか儲からないように、多くの人には分からないようにできているのです。多くの人は気づかないうちにお金というエネルギーが吸い取られていることに気づくことなく生きているのです。


6 学校の崩壊

僕には見えます。10年後の教育の姿です。
ICT機器や様々な教育法の導入という小手先の改革がこれまでずっと行われてきましたが、いよいよ現場の先生たちは悲鳴をあげています。心も体もです。その結果、今僕の周りには一般の学校ではなく、私塾やフリースクールなどを開校しようとしている人が多くいます。これが何を意味しているかわかりますか?

それは、『学校の崩壊』です。



このままいくと、本当の学びを求めて動いた人とそうでない人の二極化が進むと断言できます。実際にすでにそのような本質を学ぶ空間は、今どんどんできています。が、ほとんどの人は知らないままです。決して不安がらせたいわけではなくて、そして学校の批判をしたいのではなくて、もう現実として起こっている事実があるのです。残念ながら僕の力ではシステム自体を一気に変えることはできません。できることといえば、本当に先生たちが心豊かに生きる世の中にするために、心のケアをしたり、方向性を共に模索することです。そのためにできることを僕は今心を込めてやっています。


7 さいごに

この文章を読んでも「何言ってんの?」と思う方もいるでしょう。全員に伝わるとは思っていません。ですが、心が揺さぶられる方も確かにいるはずです。だから、最後まで読んでいただけたのだと思っています。僕は、そういう方と繋がっていき、共に進んでいきたいと思っています。この予測不能の波乗りの世の中だからこそ、心から楽しんで心を解き放ち、仲間と成長や喜びをシェアしながら共に生きていく世の中にしませんか。


最後までお読みありがとうございます。
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