惚れた女の前でカッコつけたい、まさに漢の生き様を見せてくれる『はじめの一歩』伊達英二

こんばんは

池田諭史です。

正月休みはいかがお過ごしでしたでしょうか?
自分は正月休みが5日しかない職場だったので、4日からもう仕事始めでした。
あまり休んだ気にはならなかったので正月ボケがないのが救いでしたね。

そんな中、実家に帰省し深夜に落ち着いたときに家に置いてあった漫画を読む。
読んだ漫画のタイトルは『はじめの一歩』
※少しネタバレあり

1990年より週刊少年マガジンにて今でも絶賛連載中の長寿作品。
内容としては、いじめられっ子の主人公幕の内一歩がボクシングを通して成長していく物語。

一歩の見るものを爽快にさせるダイナマイトパンチ、圧倒的強さのジムの先輩鷹村守など試合一つ一つに見どころがありますが、特にお勧めしたいのが、37~38巻の伊達英二VS絶対王者リカルド・マルチネスとの世界タイトルマッチ戦。

出典 www.amazon.co.jp

伊達英二は一度日本で敵なしの若い時にメキシコで同じくチャンピオンになりたてのリカルドとマッチをして敗れています。
帰国後に身内の不幸があり一度ボクシングを一度引退します。

その後家庭を支える為サラリーマンとして働きます。
努力が認められ昇進も見えていた矢先、奥様の言葉により3年ぶりに現役復帰。
復帰後に日本チャンピオンに返り咲き、主人公幕の内一歩の初めての敗北を味あわせたのも伊達本人。

そしてまた日本最強のチャレンジャーとして世界戦に挑戦。
全てはメキシコでの苦い思い出を払拭し王者になるために。

しかしリカルドの暴力的な強さに終始圧倒される。
顎も右こぶしも砕かれ、意識が飛びそうな中リングセコンドに奥様の愛子さんが来て伊達を励ます。
ふらふらな状態です、それでも戦いに送り出した愛子さん。
そんな中伊達は戦い中になんで自分はボクシングをしているのかを振り返る。

「思い出したよ オレがここに立っている意味を 戦う理由を ようやく・・・・」
「見せたかったんだよ 愛子にカッコいい所を それがオレがオレであるコトなんだ!!」
「ホレた女の前でカッコつけてえ 安物(チンケ)な夢かもしれねえよ」
「だけどオレにとっちゃ 一番重要なコトなのさ!」
引用元:はじめの一歩

そうすべては奥様である愛子さんにカッコつけたいという思いから。
試合に友達と付き添いで来た愛子さんに一目惚れをし結婚までした伊達。
彼の頑張るモチベーションは惚れた女の前でカッコつけたい。

単純な理由かもしれません。
それだけでここまで男を貫くことができるのでしょうか!

そしてついにチャンスが訪れ「骨ならいくらでもくれてやる。その代わりに貴様の魂を俺にくれ。」
折れた右こぶしでリカルドの心臓をめがけてハートブレイクショットをぶちかます。
これで勝ったら最高だったのですが、しかしリカルドは伊達の一撃で止まらなかった。
伊達本人も当たると思っていたパンチをよけられカウンターを入れられ前のめりに倒れダウン宣告もなく試合終了。

読んでいた当時、ショックを隠せなかった自分がいた。
全ては同じ階級である主人公の一歩が後に戦う為とはいえ悔しかったですね。

ただ、本来頑張る理由に大きい小さい関係ない、ましてや惚れた女性のために生きるってなんてカッコ良いんだとまさに漢の生き様を見せてくれたと思いました。

自分自身もそのように守りたい女性が現れたときに同じことがいえるくらい強く、カッコよく生きていこうと思いました。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた。

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